
スカイラインジャパン‥HGC210
最近、テレビはほとんど見なくなった。
テレビに代わってPCやタブレット、スマートフォンでYouTubeなるモノを観ることが多くなった。
時代だね。
そんな時代になったジャパンの話題。
某YouTube番組で52年式ハードトップ、ゴールド色のスカイライン2000GT‐EX買取の話題。
その車は沖縄からの買取で、見た目は綺麗であり即販売可能と言う感じでの買取だったみたいね。
ただリフトに上げて細部を確認すると、問題点が多々ありそのまま販売が難しいとの判断に至ったようだ。
この時点で大損害である可能性がある。
で、最終手段でヤフオクに流される。
現在62の入札があり200万円を超えた当たりである。
まぁ、ヤフオクと連動したYouTube番組だから案外詳細が分かった中で現在の相場がリアルに分かり、今のジャパンの真の価値が分かるのではないかと思う。
52年式、ジャパン前期の初期モデルだと思う。
YouTube番組とヤフオクを見て感じたことは、それぞれの立場で許容できない事があり、しっかりした考えの元に業販での対処、それ故のヤフオク流れである点だ。
中古車で販売する以上、販売業者としての信頼を維持するため単に相場価値で売り飛ばしてしまえとは考えてないということ。
素晴らしいと思う。
買取のリスクがここにあり、バラしてみないと真の価値が見えてない場合が多いのが旧車であるのだ。
一見綺麗に見える車も2年前に全塗装してもう浮きサビが塗装下から確認できる。
防錆処理が出来ておらず大丈夫の見た目重視の全塗装なのだろう。
長期維持するためには、もちろん下地となる鉄板の閭里をしてからでなければ、直ぐにサビが進行してしまう。
ドア外観はとても綺麗でも表面だけ直しドア内張りを外して中を見たら錆だらけ‥なんてこともある。
こうなれば時間差で何れサビが塗装を持ち上げ、外観でも浮きサビが確認できるようになる。
その期間は案外短いだろう。
既に全塗装して5年後に浮きサビが確認できるとなれば、鉄板母材はそのままでパテで成形し見た目重視の塗装だろうなぁ。
また機関としても、新車登録はインジェクション仕様であるが、キャブレターに載せ替えてある。
ヤフオクにはキャブレター公認なしとなっており、このままでは車検は通らない。
インジェクションからキャブレターへの変更は、排ガスレポートが必須だ。
このレポートが結構するのよね。
そのレポートがあれば車検は🆗だろう。
問題は、触媒が付いてないと言う事だ。
昭和50年規制で触媒がなければ車検は🆖だろう。
車検が通らない車を中古車販売する訳にはいかないもんね。
多少錆びてたりするぐらいなら美観の問題、「車検不合格」=「不正改造車」もなるもんな。
不正改造としない場合、マフラーに純正触媒を用意して取り付け加工をする。
純正インジェクション装置を用意しインジェクションに戻すか、キャブにあった仕様の排ガスレポートを用意するしかない。
かなりの時間とコストがかかる。
だからそこのリスクを負って販売し赤字になることも想定しての判断だろう。
この車の良いところとして、ノーマルフェンダーらしいが、リアはかなり加工されてそうだ。
ミミ折は間違いないだろう。
ガッツリ車高を上げれば可能かもしれないが、適度に車高を落とすとミミ折しなければ7.5j以上は入らない。
見た目9jぐらい?と番組で言っているようだから、間違いなくミミ折しているだろう。
給油口のがざりフタがもげているのも結構コストがかかる。
これ修理不能なんだよね。
アンチモンでできる折り、可変蝶番のピンがかしめられているが、アンチモンの爪が折れればこのピンが固定できず、跳ね上がりバネの力に負けてフタがつかなくなるのだ。
直すとなれば、バネを取り外してマグネットでも付けて加工しなければそれなりに戻すことは出来ないと思う。
中古部品、それも綺麗なものを入手しようとしたら最低でも五万円はするだろうな(T_T)
この飾りブタは、メッキが命だからね。
全塗装後5年で錆が浮いてくるのも酷いね。
ボンネットの浮きサビが、ドアの浮きサビをみる限り、フェンダー加工をしている以上、将来の問題点になる可能性は高いと思う。
あとサイドのクリアのローレルウインカーがイイねとか言っていたが、確かに定番カスタムで良いと思う。
私もパチモノローレルウインカーだ!w
あくまでも130ローレルウインカーのパチモノだw
本物のクリアレンズはない!(爆)
しかもノーマルウインカーの穴でははまりきれないためフェンダーの一部を切り取り穴を広げての取り付けだ。
加工後処理次第では今後のサビの原因にもなりうる。
レカロシートもシートレールの証明書がなければ車検は🆖となるだろう。
車検対応シートレールを入手しなければならない。
または純正シートを手に入れなければならない。
旧車部品高騰、特にスカイラインパーツは高額に取引されております、不正改造車のレッテルを外すためには下手する50万円以上の出費が想定されるだろう。
車検整備、サビの修理をするのであれば少なくとも取得金額プラス100万円は考えておかなければ完璧な車にはならないと思うわ。
まぁ、サビについては本人が容認できれば直す必要はない。
だが今のうちに防錆しておかなければどんどん錆が広がり、塗装を浮かせ、その部分がどんどん広がっていくだろう。
案外、なんでもない塗装面も裏側から見ればサビついて、腐りかけているかもしれない。
そうなれば時間の問題だ。
そんな中でのヤフオク落札金額が気になるところだね。
ヤフオクはノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルが定番。
しかも抹消しての引き渡しが条件である以上、手に入れた場合、乗るためにはまずは車検を受けなければ公道は走れないことになる。
車検を取るために移動する場合、自賠責に入って市役所で仮ナンバーを借りれば合法に行動を走れるのとは走れるが、これは車検取得まで限定的対処。
上記リスクを知らない人が現車を手に入れて、初めて車検を受けるため大きな壁にぶち当たるだろう。
その壁は、相当の対価を払わなければクリアできない障壁となり、外注に出そうと思っても受けてくれる業者も見つからない場合もあるのではないかと思う。
またガソリンタンクが他社流用となっているらしく、ガソリン残量メーターがテンプラらしいw
純正ガソリンタンクを入手し取り付ければもとに戻ると思うが、通常使用できそうな優良な部品も中々手に入らないだろう。
元々部品取り同型車を持っていなければ費用も時間も凄いことになりそうだ。
ヤフオク画像をみる限りブレーキマスターシリンダーも他車流用みたいだね。
ブローバイ大気開放なのかも気になるな。
そもそも車検整備のこと考えてない仕様か、車検取るのにインジェクションを戻したり、触媒付きマフラー交換をしたりしていたのかもしれない。
考え方によっては、元に戻さずに闇車検で継続してきたのかも知れんしな。
最近の闇車検検挙など、これら影響が出てきているのかも知れんなw
知らんけどwww
車は見た目で判断できない。
逆に言うと、綺麗なんだが走っちゃダメな車もあると言う事だ。
少なくとも陸運へ登録するには、それなりの手続きをクリアしナンバーをもらわなければならない。
その対価が見出せないからヤフオク流れになっちゃうんだろう。
さあ、いくらで落札されるであろうか。
この金額でジャパンの対価がわかるのではないかと思う。
エキゾチック〜ジャパン!