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2018年09月07日 イイね!

実際に起きた長期停電

実際に起きた長期停電いつもと変わらず一日が終わる



おやすみなさい…

…ゴーゴー…ビービー…グラグラ(T_T)

携帯のアラームがなったとたん揺れた。

寝てから一時間程度か…その時間午前三時半。

瞬間的に大きいと思い、そのまま揺れがおさまることを待ちながら考えた。

地震の場合、揺れたからと言って何か出来るときは大して被害は少ない。

大地震になればなるほど、揺れてる最中は動くとこは不可能である。

揺れは案外早く収まり、電気が消えていることに気が付く。

頭を整理する…直接被害はない。

まずは停電による問題だ。

住宅は揚水ポンプで水を上げているので断水は時間の問題だ。

だが1階の水道は生きている。

業務上、コンピュータ稼働と電話開通が業務の生命線。


このタイミングで携帯に本社から報告が入る。

電話回線は繋がると認識する。

本社も地震後停電で、直接被害はないとのこと。

住宅の周りを見て問題ないことを確認した

まずは、着替えて車に乗る。

燃料は半分入っていた。

今までの教訓から半分以下にしないようにしている。

信号が全て点灯してない。


(この画像は地震発生の次の日)

周囲の明かりが何一つない今まで見たことない世界がそこにはあった。

そのタイミングで夜空には綺麗な星たちが輝いていることが印象的であった。

まずは交差点を注意しながら走行、関連施設のガス漏れがないを点検後、問題ないことを確認し本社へ。

信号が動いていない交差点を徐行しながら走る…滅多に経験ができないことである。

本社では、燃料が入っている営業車に2000wインバータを接続。

数年前、冬季の強風で高圧電線が倒壊し仙台地区が数日間停電になったときの教訓を活かして、2000w対応のDC-ACインバーターを用意しておいた。

それとそのための20メートルの延長コード。



停電のため用意していたとはいえ、仮に通電して問題ないことを確認したが、実際にコンピュータに接続試験などの実績はない。

本当に動くかドキドキしながらの結線。

もちろんこのインバータは正弦波である。

2000Wクラスの正弦波インバータは、大震災以後値上がりし、今ではとても高価な物となっている。

当時はかなり安かった。

今の相場の半分ぐらいで3万円ぐらいだったかなかな。

いつ使うかわからないものに三万円の投資。

いざ使わなければならない状態だと、3万円の損失どころでは済まない。



通電後、サーバーを含む最低限必要なコンピュータは無事に稼働できた。

あとは電話だ。

業務で使っている全ての電力は賄えきれない。

2000wの使用量に対し車のダイナモでは賄いきれない。

何だってバッテリーは85Dだからね。

停電当初は短期的と判断しコンフォートで電源確保したが、長期と判断したあとは85Dが2本載るディーゼルのハイラックスに切り替えた。

発電量を考えると必要最低限の稼働を選択しなければならない。

電話回線は4本。

電話はオフィスフォンなので主装置に電源供給。

携帯電話網が生きているので試しに電話。

携帯から通話できることを確認した。

最近では光対応のデジタルを基本料金が安いと推奨しているが、うちは昔から月額料金は多少高いけどアナログ回線を指定して使っている。 

光回線業者は、いずれアナログはなくなりますよって営業かけてくる業者までいるからね。

こう言う災害の時は、アナログ回線が断然有利である。

電話線の断線さえなければ通信網にアクセルしやすい。

交換所のトラブルになりやすいデジタルは、こう言う非常時は遮断になりやすいのだ。

停電では的面だね。

大体繋がらないという状況はデジタル回線である。

実際、数本ある電話回線の中のISDN回線は停電回復後まで繋がらなかった。

備えあれば憂いなし。

ここまでは想定内。




充電用作業灯を明かりにしながら営業を継続した。

みんな飯も食わず頑張ったと思う。

実際、飯を食わずではなく、食うものがなかったとも言えるが…(^o^;)

停電なので情報も入りづらい中、停電は一向に改善されない。



半日が過ぎようとした時、既に営業車の燃料が底をつき出す。

ラジオから火力発電車のダメージにより早期解決は難しい情報が…。

この時点で諦める…残る燃料だけ使い果たして営業終了することを覚悟した。

市内全域が停電なためオートガスやガソリンスタンドも営業できないでいる。

燃料がなければ走行できない。

ただ情報網と人脈を駆使して、非常用電源装置を備えるLPG富良野充填所では充填可能が確認でき、運行計画することができた。

普段の情報交換の賜物である…?!w

帰りの燃料が手配できなければ送り出す判断は下せないのだ。

少なくとも帰りの分の燃料を考慮した走行を行い途中で燃料切れの車両は出さずにすんだ。

オートがスの燃料切れは手におえない。

搬送車か牽引で帰還しなければならないからだ。

ガソリン車なら携行缶に入れて届けたりできるがガスはそうは行かない。




そんな中、帯広市内の一般車はいつ開店するかわからないスタンド前に長蛇の列を作っていた。

停電だとポンプが稼働できないから、昔ながらの手回しポンプ。

こんな手動ポンプで給油することを知ってる人はほとんどいないだろう。

posなどは使えず単価計算も電卓で計算。

アナログなデイスペンサー時代の豆知識だねw

しかし、オートガスに関しては高圧を維持しなければならないため、設備上停電復帰しなければ充填できないのだ。

ガソリンもガスもスタンドに在庫が無くなれば、流通が止まっているので待っていても燃料切れな状況となる。

燃料業界筋の情報では、コンビナートが停電のためローリーの燃料確保や出荷のための十分な準備が出来ず、手配できたとしても公用車関係の給油所から集荷するなど燃料供給制限がかかるとのことだった。

スタンドだからすぐに売る燃料があるとは限らないのだ。

こう考えると事業の公共性が問われると言うことだね。

誰かが並ぶと自然と次々に並ぶのだろう…根拠になる確かな情報ではないと思うがね。

サバイバルは情報が全てだわ。

SNSでは未確認な情報を拡散するものも多い。

それを鵜呑みにするかはしないかは、人それぞれ。

それらしい文面を装い断水や通信制限など個人情報を記さない情報を無責任に拡散!

そうした中、コンビニもスタンドも早々に店じまいだ。

こうしてサバイバルが始まる。



停電も部分的に改善されない場所はあるものの、私の業務に関係している場所は停電は午前4時には復帰した。

復帰できていない地域がある中で、電力復帰はありがたい。

これで在庫のみの対応ではあるが、必要とするタクシーのLPGを供給できる。

つまり移動を必要とするお客様を移送するために貢献できる。

ただ部分停電が改善されていないがため流通が不安定であり、今後いつ供給がストップするか不安要素は多い。

本日のテレビを見ると…





今回の様な地震による大規模停電をシミュレートはしていたが、まだまだ考えが足りなかった部分も発見できた。

ただ震源地に近くなればなるほどまだまだ復旧には程遠い地区がある。

心からお見舞い申し上げます。

でもって…



肝心なブログテーマであるジャパンだか、お陰さまで被害はなし。



ここの地域は、たまたま震度4程度だからね。

ただ今回のことでいつも満タンにする癖が大事てあることを再認識した。

せめて半タン以下にしないってことが、いざというときに役立つのだ。

流通はすぐに復活しない。

逆に商売としたときには、普段使っていただけるお客様を裏切ることはできないという事実…よって在庫が限られている場合、取引より優先順位は必要である。

恐らく停電が長引き、ガソリンが必要なときはこのジャパンから抜き取って使ったことだろうな。

そういった意味では備蓄は必要であるw


今回の地震による長期停電で気が付いたことをメモしよう!

地震に対し準備していた事

●停電に備え2000Wの100VのDC-ACと延長コード

●備蓄と言えるほどの乾電池

●家焼肉するために用意していた箱買いのカセッロコンロ(都市ガス供給出来なので今回は必要なかった)

●非常食量の缶詰入りパン(今回使わなかったが長期の場合有効だったと思う)

●ワインハイボールの飲むための箱買いペットボルト入り炭酸ソーダ

●車庫照明用のソーラーシステム(携帯などの充電に対応)

足りなかった事

●電池は山ほどあったが照明器具が足りなかった(アウトドア趣向の方は強い!!)

●情報収集するためラジオが身近になかった

●冬だったとすると、カセットコンロボンベ用の暖房器具があゆといいね。

一刻も早い復興、日常生活が送れることをお祈ります。



エキゾチック~ジャパン!
Posted at 2018/09/07 10:32:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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