
NetNews‥トラック運転手の待遇改善、荷主に物流効率化義務づけへ…「24年問題」に対応
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a0b39820da08c8aaea11e281ca9b178f694978a
昨日の貸切バスにネタに付随する運輸関連の話。
まさしくこのことに通じる話である。
物流に関し人口減少による運輸業界労働人口が減り、流通システムが回らなくなり今後大きい社会問題となり避けては通れない問題である。
運送に関して、大型免許やけん引免許、また二種免許が必要なだけに働き手を雇用するまでハードルが高い。
しかも現在の労基による労働時間による生産性は、机上の論理によれば効率を上げれることを考えがちになるが、今の交通事情と季節的災害発生状況などを考慮すると効率だけでは改善は不可能、その時の状況に応じた時間による時間給の補償が必要だ。
労働時間を減らせば、雇用される側は楽になるのだが元々の給与確保ができていればその論理は成立つが、本来能率給に値する労働対価であるため、労働時間短縮は賃金ダウンを意味する。
荷主と荷受業者で業務効率化を図って対応するとか、聞こえはいいが無理だろう。
効率化を考えれば考えるほどサービス残業となる手待ち時間や荷降ろしに要する時間で調整せざるを得なくなると思う。
多少の効率改善は可能と思うがだ、運送はその時の交通量や不確定要素による事のほうが多く、納期がある以上余裕を持った運送計画でなければならない。
所要時間が変化するので当然待ち時間が発生する。
そのマージンをドライバーが受け持っている現状がある。
だから荷降ろし時間を指定されため目的地の周辺で違法駐停車して時間調整、なんてことになるから周囲の住民から違法路上駐車が問題になったりする。
このように調整しなければならない時間もドライバーに取って拘束時間であり、労働対価対象の時間。
混んだ時間を避けためにわざわざ早く出発して、夜間走行し遅延を回避するなどの努力をしている。
実際その方がドライバーにすれば楽とも言えるが、会社側からすると深夜労働でさせれば深夜割増が発生するためコスト増となることからできることなら時間数は少なく抑えたいはず。
安全を担保させる運輸に関しては、職業別最低賃金を設定した上で、その分を考慮した適正運賃を認可制運賃としなければこれから負担増となる燃料費などの経費捻出が出来ないお思う。
トラック運送だけではなく、運輸全般に言える現状だと思う。
大都市でも労働人口確保ができなくなってきている現状、既に過疎が進む田舎では社会生活が機能不全となる。
効率と生産性を重視することで、地元にはバスもタクシーもなくなってしまい、自家用車も運転できない高齢者は生活するためにネット通販で食料確保したいにも物流パニックとなってしまえば、注文した商品配達がいつになるさえわからなくなる現状がすぐそこまで来てると考えたほうがいいと思う。
公共と言われるサービスは、国家公務員に準ずる扱いにしなければもう成り立たない時代になったと言うことかな。
あれ?それって社会主義を目指すってこと??www
いや、違うだろ??w
何れにしても支払い賃金に手を入れず、労働時間短縮はだけではますますドライバーは逃げてくよ。
時間伸ばしても稼ぎたい、仕事をしたい人はたくさんいるはず。
その労働に見合った収入で満足できる働き方を提案しなきゃだめだと思う。
実際、法定労働時間週48時間でやっていた時代より労働人口が減って法定40時間制で同じ仕事量をカバーには当然無理があるね。
仕事ってさ、不得意なことを代わりにやってあげたり、やりたくないことをやってあげることでその対価がもらえるものだと思う。
その対価に見合う労働でなければ受けなければいい話。
でもそれがなかなかできないんだよね。
エキゾチック〜ジャパン!
Posted at 2023/01/18 21:03:20 | |
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