
全国の秋の交通安全運動展開中!
本日5日目、全国的に悲惨な交通事故報道がされているようです。
明日は我が身、安全運行だけではなく安全に航行出来るように整備点検を行いましょう!
環境保全と省エネの為にどんどん自動車に求められる規制強化。
機械的に低燃費を維持しつつ排出ガス規制をクリアするため、昔の原動機とは比較にならないほど電子制御部品が端数使わられコンピュータによるコントロールされている。
そうすると各センサーが多くなり、長年使ってあるとパーツそのもの劣化により不具合が出てしまう。
今回某車両の問題は、4番シリンダのスパークプラグが噛んでしまい外れなくなります、そのまま走ることで延命し、いよいよ走行に問題となった際には一か八かプラグを緩め、プラグが折れればヘッド交換という方針で2年間15万キロ程度走行した。
プラグ確認しようとした際には数万キロ走行した状態であった為、おそらく同じプラグで20万キロ程度走行していたものと思われる。
耐久性抜群やな!w
プラグを緩めようとトルクをかけるが一向に動く気配が無く、それ以上緩めると間違いなくネジが切れる可能性が大の状態。
で、4番目のイグニッションコイルを外してもアイドルが変化しない状態から、プラグはまともに点火していないことを認識した。
で、どうすることもできなく一か八かでプラグを緩めたが、今回はほとんど力を入れずにプラグはスルスル回り、頭だけ抜けてきたのである。
↑エンジン上部からプラグホールを覗いたプラグネジ部が残った状態
↑普通にプラグが緩み抜けた状態
ついでにスロットルを見てみたら案外きれいだ。
1番の燃焼室から3番まできれいにバルブが焼けているが、4番だけが不完全燃焼していたのがわかる。
↑4番 カーボンがついでに色が付いている。
プラグネジ部がヘッドに噛んだまま残ってしまったプラグホール。
↑3番 バルブはきれいに焼けて白くなっている。
プラグが入ったままの燃焼室。
↑2番 きれいに焼けたバルブとプラグが抜けたプラグホール
ヘッドごとの交換。
スロットルバルブは案外きれいだ。
↑このスロットルバルブは不良部品で交換したスロットルバルブ。
電子制御の為に開度検出がまともに出なくなったてしまいパーツ交換となったスロットルバルブ。
昔の車のようにアクセルペダルとスロットルがワイヤーで直接繋がっておらず、アクセルペダルのセンサーでアクセルの踏み込み開度を電子信号によりスロットルバルブに送り、その指数によりスロットルを開ける事でアクセル開度を調整している。
こうして電子パーツが増えるとそれぞれの故障箇所も増え、結果的には故障する可能性も上がるのである。
単純な構造であればあるほど故障しづらいと思う。
この故障したスロットルバルブだが、50万キロ以上走行のスロットルバルブだと思うが、結構スロットルの周りにカーボンが付いているね。
今回、ヘッド交換はプロの整備士にお願いした作業。
プラグの取り外し取付けの不具合で、ヘッドまで交換しなきゃならなくなる事も稀にある。
だからこそプラグを取り付ける際には工具を使わずに手でプラグ回して取付け、最後でレンチで締めなければならないのである。
みんなの幸せのため安全運転で参りましょう!
エキゾチック〜ジャパン!
Posted at 2024/09/25 15:32:57 | |
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