
最近の車のバンパーってボディーと一体に収まるようになってるよね。
コンフォートは今の車じゃないけど、この頃の車から樹脂製パンパーとなり、本来必要な衝撃防止のための骨組みが中にあってパンパーとして成り立ってる。
だから多少押ささり中に変形しても戻ってきて大きく変形しないし、バンパー表面のバンパーフェイス交換すれば元通りに戻ったように見えるw
その点、昔の車は鉄のバンパーで衝撃を受け止めて変性させて衝撃力を弱める構造だね。
だからぶつかって変形すれば簡単には直らない。
ちなみにジャパン後期から、パンパースティにバネ構造のパーツが配備され、多少の衝撃はこの衝撃吸収パーツでカバーされ変形しづらくなる構造になってる。
前期と後期でパッと見分かりづらいが、ボディーに取り付けられてるスティ構造も違ってる。
もちろんモールが
サイドモールに繋がってるか繋がってないか、正面にスリットが入っているかで前期後期の判別が可能である。
ボディに取り付けられるバンバースティの形状が違うから、前期後期の取付は出来ないのよね。
鉄バンパーがメッキされ錆び防止対策されてるピッカピカのバンパー!
ところがこのメッキも手入れをサボると錆びるんだよね。
メッキ表面もさることながら裏面が錆びやすいのよ。
だから裏面の防錆処理がパーツ自体を長く持たせるコツだと思うわ。
数店の部品が組み合わさって初めてメッキバンパーが使えるようになる。
接合部はほとんど鉄でできております、それぞれが錆びる可能性大である。
メッキ表面は綺麗に見えるが、表面には下地へつながるピンフォールが多数あり、水分がこのピンフォールから下地に染み込み下地から錆びてメッキを浮かせるのである。
そうなればメッキ表面は凸凹となり、メッキ自体が剥がれ錆びだらけとなってしまう。
本来鉄分も磨かれた瞬間は金属色でピカピカ、しかし酸化すればたちまち錆色に変化する。
水分と言っても空気中の湿気が錆の原因にもなるのだ。
だから金属を錆から守るには水分が浸透できないような膜を形成し防錆処理するしかない。
そこで枠に立つのがエンドックスである。
メッキ部分には背負うすべきではないが、裏面に施工すればシャーシブラック様な質感となり防錆効果もあり一石二鳥である。
表面部の浮き錆をワイヤーブラシで漕ぎ落とし、パーツクリーナーで脱脂後、エンドックスを筆塗りすること数回。
真っ黒なシャーシブラック状態になりサビ発生を抑えることが可能だ。
構成パーツも分解し、鉄部分にはエンドックスを筆塗りする。
乾いたら組み立て、露出しているネジ部にもエンドックスを塗布。
こうしてフロントバンパーの防錆処理は終了。
フロントバンパーの取り外し、錆落とし、エンドックス筆塗り3回、乾燥、組み付け、取り付けとなると相当時間がかかる。
よってリアは別日となってしまうぐらいの作業テンポである。
別日にリアバンパーの取り外し、防錆処理。
リアバンパースティの形状から衝撃吸収バンパー出ない構造なことは理解できる。
40年以上経過しているが軽く浮き錆が出てる状態。
リフレクター固定ボルトが錆ており、無理に回して折れるのを懸念し外さずに丸ごと防錆処理。
リアバンパーがないジャパンはカッコ悪いw
構成パーツを丁寧に分解する。
変形しているが叩いて直せば余計見栄えが悪くなりそうであるためこのまま。
表面をワイヤーブラシでこすり、脱脂してエンドックスを筆で厚塗り。
黒錆転換剤のエンドックス。
塗られた後も美しいw
取り付ける際はスティの微調整。
変形したスティの位置合わせは難しい。
それぞれのネジ穴が合わなくなるからだ。
ボディに負荷をかけないようにスティのみを調整する。
ボディに力をかければ塗装が割れてしまうからだ。
割れた塗装から雨水が浸透しボディが錆びる。
水分が死闘しないようにエンドックスで丸っとコートするのだ。
車は鉄でできている。
酸化現象に勝たなければいずれ鉄は土に戻る。
サビさせなければメッキも美しいまま。
一応フロントバンパーは再メッキされたもの。
りあはは当時のまま。
エキゾチック〜ジャパン!
Posted at 2025/10/15 16:58:31 | |
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