
気候変動‥まぁ、どの期間のデータを抽出し比較をするかによって解釈は違ってくるね。
温暖化の影響で季節変動が原因なのだろうか、記録的な大雪となったようだ。
3日の天気予報を見ると4日から5日まで雪となっていた。
しかも降雪量は60センチと出ていた。
慌てて天気図を見たら、北海道上空に3つの低気圧が集まっており、大変洋上には手厚い前線がガッチリ居座っている。
4、5年前に大雪が降った時の天気図に似ている。
間違いなく3つの低気圧は合体、そして大雪が降る天気図である。
準備はしてある‥だが、問題は降り方なのよね。
雪でスタックしてしまうことからチェーン使用の義務付けも最近ではよく聞かれるようになった。
確かにチェーンは有効であるが、それまた降雪量によって結果は大幅に違ってくる。
少なくともチェーンは万能ではない。
連続して一気振った大雪では、四輪駆動であろうがチェーンをつけようが何をしようが車は埋まってしまうのだ。
こんな日には、外出してはダメw
そんな新記録となった今回の大雪を振り返ろう。
4日16時から降り出した雪は大したことなく、22時頃まででは10センチ程度であった。
こんな程度で済んでくれればありがたい。
だがこの時間から降り方が尋常でなかった。
日が変わって4時頃には既に腰の位置まで降り積もった雪。
その後も勢いは止まらず、雪が止んだのは15時ぐらいだった。
公式に発表された積雪は、な、なんと124センチ!!(爆)
記録更新だったらしい‥(T_T)
ガキの頃、腰の高さまで降った雪にビビッた思い出があったが、大人になって腰の位置までの積雪は身の危険を感じる状態。
玄関フードの外はメーター超えの雪が降り積もっている。
通常、行政が行う除雪作業は、交通量が減る深夜からの作業である。
しかし、まさに本降りと言うときには降雪が弱まってから除雪作業をする傾向が強い。
そりゃそうだよね。
降雪の半分を除雪してもまたその半分を雪が止んでから作業しなければならないから。
出来れば雪が止んでから除雪作業したいと思うのが一般的な話。
そうなると、判断を見間違えるとこういう事になる訳だ。
地元帯広の広範囲で降った124センチの降雪、帯広中こんな風景となってしまっている。
除雪が入らない状態で124センチの降雪は、もう災害と言える状態と思う。
とりあえずガラスに覆い被さった雪を排除、仮に歩道に除雪車が入れば押される雪でガラスが割れる可能性があるからだ。
雪の威力は甚大だ。
一先ず駐車している重機に行くため腰まである124センチの雪を漕いで家から脱出!
新雪だから何とか足が前に出るが、その歩幅は普段の半分ぐらいだと思うわ。
本当に漕いでるみたいに歩くのだ。
一面真っ白な雪‥本来なら真っ白な雪はロマンチックに例えられるが、これ見たらそんなどころじゃない。
かろうじてモコッとしている場所には、「そこに何かある」という認識程度。
ミニショベルでの除雪レベルを超えているわ。
一面降り積もった雪の置き場も確保出来ない。
身動きが取れないとはこういう事だわ。
車庫の上は今正に降り積もった雪の高さ!
その雪が車の上に降り積もっている訳だ。
そう、屋根にも124センチの雪w
車を掘り出すのも一苦労。
掘り出したとしても、道路にはほぼ除雪が入っていない状態なので動くことも出来ない。
仮にチェーンを装着したところで、全く意味なし。
間違ってそんな道路状況に突っ込むとスコップで雪をかき出したところで前進も後退も出来なくなる。
駐車していた車、完全に埋もれた状態。
やっとの思いで掘り出す。
たるんだ体にはきつい作業であるw
やっとの思いでミニショベルで駐車場の除雪作業を始めるが、124センチの雪を一気に押すことは出来ない。
なんたってサラサラの雪ではあるが、みっちり詰まっててかなり重いんだよ。
駐車場除雪をしていると、SOSの連絡が入る。
車が埋まってしまい、ハイラックスで助けに行った車も埋まっちゃったとのことだった。
で、ミニショベルで救出に向かう。
ほぼ全域で除雪が入っていない状態。
夕方から降った雪は、車が通った轍のままに積もっている。
至ることろに放置車両が止まっており、完全に放置されているためその車があるばかりに他の車が通れない状態。
無理に避けるとその場でスタックすることは確実。
こうして不動車が道に溢れかえる事になる。
深夜にかけて降った雪なので除雪はほぼされておらず、細い道になるほど積雪量は半端ない。
今回の雪は、重いし押し固まるとツルツルになる雪質。
今までにない雪の質感だと思う。
そういう意味でも、季節感が変わってきたということだろう。
チェーンで高いのよね。
ミニショベルにはチェーンを履かせてないので、このミニショベルが簡単にスタックしてしまうのだ(T_T)
まぁ、大型になればなるほど一旦埋まっちゃえばもうどうにもできなくなるからね。
で、慌てて車庫の中からスノーヘルパーを探し出す。
今でもスノーヘルパーってあるけど、樹脂製に変わっててこんな鉄製ヘルパーなんてもう売ってないのでないだろうか。
このスノーヘルパー、オレンジジャパンの時使っていた38年前のモノw
これが見つかったらお陰で脱出が容易になった。
少なくとも30年ほど使用したことがなかったものだ。
まぁ、こういう時は色んなトラブルが発生する。
4日の航空、バスは運休、ごみ収集は中止、宅配便も停止状態となった。
除雪作業をしながら昼メシを取るためコンビニへ。
トラック便が止まってコンビニにも商品が入ってこない状態。
仕方なくカップラーメンを見るが、もう既に数も少なくなっている。
いつもの生活が確保出来ないの状態になった。
で、ジャパンのシャッターも破損(T_T)
私がやった訳では無いが、わざとじゃないのでそこは穏便にw
まぁ、仕方ないさ。
この後の展開だが、4日の夜には本格的な除雪が入るらしい。
だがどう考えても一夜で改善する交通状況ではない。
少なくとも交通状況は数日混乱するだろう。
もう既に一夜明けた5日も学校は休校、バスも全休、タクシーの稼働もおそらく半分以下。
経済的損出は莫大だ。
今まで降らなかった雪、ちゃんと帳尻を合わせてくるw
だとすれば、あと60センチ級の降雪は2回ぐらいあるだろう(T_T)
除雪で筋肉痛‥あ〜、体痛い(T_T)(T_T)(T_T)
エキゾチック〜ジャパン!