
早起きして御殿場のガレージまで車を移送.白煙が出るけど自走は出来るんですよ.
んで,2時間程作業, 遂に御開帳です(^^).
さてさて,今回のエンジンでは何がでてくるかな?

まずは大量のブローバイ.1Lはありましたかね.大変なことですな.まぁ,ここは想定内.
そして....今回のブローの主要因.インジェクターシールが......これは......早い話がいじり壊しって奴ですね(>_<).いつインジェクターを外したかは忘れましたが,装着時にしくったみたいです.劣化が進んでシール性が悪くなった所で二次エアを吸い始めてブローって感じですかね.その他,殆どのゴム部品が劣化していてヤバい状態でした.全とっかえですねえ.
こっちはヘッド.んんん???EX側は若干デトネーション気味.二次エアを吸っていたのならこれは当たり前.問題はIN側.なんですか?この半月上の模様は.....
すぐ判りましたね(^^).
その正体はこちら.
ピストンの上部も同じ様に干渉してますね.しかも#1-#4シリンダ共に.#3はデトネーションがあるので目立ってますが良く見ると全ての気筒で干渉してます.
シリンダボアはとっても奇麗.いい感じです.
とすると,どうするべきか......
まず,デトネーション対策は.....二次エア吸い対策でOKでしょう.ノック跡は無いので圧縮圧や燃焼室形状の設定に問題は無い筈.
ピストン干渉対策は.....まず,干渉代がどの程度あったのかが問題です.異音もしてないし,ヘッド側もピストン側も手で触って段差は無いので,カーボン付着厚み分くらいの干渉と思われます.ってーと0.05mmとかそんなもん?カーボンの厚みをあんまり先の尖ってないダイヤルゲージで測ってやれば良いのかな?来週やってみよう.
干渉する要因として考えられるのは.....TRD親メタルによるメインJr.クリアランス過大,111コンロッドに92子メタルの組み合わせによってメタルの異常摩耗(*1)でピンJr.クリアランス過大,TRDヘッドガスケットによるヘッドクランク間距離過小.ヘッド面研0.5mmによりヘッドクランク間距離過小
小メタルを外してみてからではありますが,対策は多分,TRDより0.1mm程度厚いガスケットを使うが正解ですかね.そうすると,純正ガスケットでも良いんじゃなかろうか.....圧縮比計算してみて,あんまり下がらないようなら純正でいくかな.でも,なんか純正ガスケット使ってますってのは何となく格好良く無くて悔しい.....なにはともあれ,メタルガスケットはチューニングエンジン入門編ですしね.って,ミーハーだな>自分
で,これで干渉対策は できるんですが,ピストントップ-ブロックのクランクセンター間の動的な最大距離は知っておきたいですよね.単純にメタルクリアランス+各部品のセンター間長で良いのかな?クランクの曲がりやコンロッドの伸び等も入ってくるのかな?どなたか知っていたら教えてください.
*1; こんな腹が立つことがあったんです.時間的にどうにもならないんで組んじゃいましたが,はてさて,どうなっているのか?興味深いです.クリアランスはちゃんと測ったんですけどね.
そして,圧縮漏れの件.....ガスケットは抜けていなかったので圧縮が漏れるのは上からか下からかしか ありません.が,上も下も外見上はとっても奇麗.....さーて.....まずはどっちもリークチェックしてみてからかなぁ......ただ,あんだけブローバイを吹いているので腰上は無い気がする.とすると,シリンダボアも奇麗なので#3ピストン交換で事が済みそうです.
今回,エンジンを開けてみた所,幸いにも ブロックに傷はありませんでした.また,111ピストンが原因で#3棚落ちかと思いましたが,そもそも,インジェクターシール組付け大失敗をしているので,悪いのは私.111ピストンには非はありません.とすると.....折角買った戸田ピストンを組付ける理由が無くなってしまいましたね.他の気筒は見た感じ,燃焼状態はこれ以上無く良いですし.強度に問題がないとすると,普段使いで使いにくい鍛造ピストンを組む理由が見当たらないのですよ......ま,安かったからよいか.....
というわけで,今後.
1. ヘッドのリークチェック
2. ピストンの点検
3. 子メタルの点検
4. クリアランスを考慮してヘッドガスケット選定 交換
5. シール類,ホース類全交換
6. 秘伝のカム組み込み(^^)
7. エンジンが回る様にプログラミング
8. ならし1000km
9. 来年の初戦でインテRをぶち抜く
の手順でしょうか.
さてさて,来週はどこまでいけるかな?
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Posted at
2013/11/09 22:37:51