雑誌の記事に思う事

微妙に社会派な某車雑誌でなぜか被爆二世について4面ぶち抜きで特集していました．被爆二世は後遺症があるので色々辛いのよ，とか，じゃ，放射能がふりまかれた福島はどうなのとか，そういう記事です．

被爆二世ってのは原爆で被爆した人の子，ですね．私もそうなんですが．．．．

この記事を見て？？？と思ったのですが．．．被爆者や二世で原爆症に苦しむ人は確かにいて，悲惨な目に会っていらっしゃるのです．が，別にそれはそれ．そういう確率が高いかもしれないってだけで多くの被爆者や被爆二世は普通に生活しているわけです．なんか特殊品みたいに書かれるのに違和感を持った次第．

うーん．．．こういう時，どういう風に感じるべきなのか．確かに，原爆を落としたのは悪い！悪いヤツは糾弾されるべきで，糾弾されるべきは当時の日本政府であり，米国政府であり．とはいえ，個人的には落とさざるを得ないとんでもない状況に追い込まれたのは政府の数人が決めたような話ではなく，集団心理の問題だと思ってます．だからこそそんな集団心理でえらいことになる危なっかしい兵器は平和なうちに捨ててしまえって事なのだと思っています．

と，話が逸れました．悪いヤツを糾弾するためにはネタは必要．困っている人をクローズアップする必要はある．しかし，自分が困っているであろう当事者だと言われると？？？って思っちゃいますね．なんかすごくしっくりこない感じでした．自分がこの時期を見て何を感じるべきなのか？？当事者な筈なんですが，なんか何も納得できない，変な感じです．