初めてLCCに乗ってみた －ジェットスター搭乗記－

先日、志布志航路の新造船「さんふらわあ さつま」乗船の報告をしましたが、帰りにLCC（格安航空会社）の「ジェットスター・ジャパン」を利用しました。LCCは今まで利用した事が無く、ちょうどいい機会と思って選んでみたのです。

乗ったのは関西空港発成田空港行きのGK204便です。ベースの運賃に手荷物1個預けと座席指定を追加して、\8.460-でした。日曜PM発の東京方面で若干のオプション込みであれば、LCCでもこんなものでしょうか？

JRの快速で関空まで来て、国内線フロアにあるカウンターで手荷物を預けました。事前にチェックインは済ませてあるので荷物を預けるだけですが、ここでCX搭乗時と同様に紙の搭乗券を発券されました。


手荷物を預けるカウンターです。国際線の開放的なフロアとは違い、どこか閉塞感のあるフロアでした


一応、こんな搭乗券を確保していたのですが。↑はそのスクリーンショットです


発券された搭乗券。コンビニやスーパーで受け取るような無地のレシート状の紙です


私が利用したGK204便の機体です。エアバスのA320で、日本のLCCではよく使われていますね。そう言えば、エアバス機に乗るのは久しぶりです


日本の他社とは異なり、ジェットエンジンはIAE社のV2500シリーズです。ロールスロイスのRB211みたいなスマートなデザインでかっこいいです


成田での国際線乗り継ぎを想定していて大手の便名も持っています

13時50分頃に搭乗が始まり、優先搭乗から始まりました。感心したのは後方座席からではなく窓側席から搭乗が始まった事で、これならスムーズに座席に着けますね。

機内に入ると、革の座席が並んでいました。



機内の写真です

なるほど確かに前後の間隔が狭く、明らかに足元が狭い｡でもシートポケットを上に設置するなどして工夫していて、短時間のフライトであれば問題ないでしょう。

ポケットには機内誌と機内食等のメニューがありますが、機内誌は販促を目的とした内容が殆ど｡まあ、LCCならではです。




メニューに載っている商品は少々高価です。こんな狭い機内で機内食を買う気にはなれないなあ…

14時07分頃にドアが閉まり、機体が動き始めました。安全のデモがあるのですが、乗務員さんの実演｡この辺りもLCCで、モニターが無いのですね｡機体は関西空港を離陸し、14時30分前にベルトサインが消えました。


関西空港を離陸しました

座席は座り心地があまり良くなくて、リクライニングしないと「直立不動」な座席です。かと言ってリクライニングするには狭いので抵抗があり、結局リクライニングしないままで少々辛かったですね。成田での国際線乗り継ぎを想定していて、外国人、特に白人の乗客が多いです。中には「よく座れたね」と感心する程の体格(横幅)の乗客もいましたが。運賃に重量制を持ち込んでもいいのでは、と思うほどです(笑)

フライト中は窓側に座っていたにもかかわらず、どこを飛行しているのかわかりませんでした。着陸直前は遠回りをしていたらしく、牛久大仏らしき仏像が見えました。

15時30分頃に着陸｡2000m滑走路に着陸しましたが、LCCの場合はそこからターミナルまで至近距離なのがいいですね。


成田空港に着陸しました

程なく、ターミナル前に停止。もちろんボーディングブリッジは無く、簡素なタラップで降機しました。成田空港は、レガシーキャリア用の第1と第2は利用経験がありますが、LCC専用の第3ターミナルは初めて利用します。



さすがはLCC用ターミナルで、内装は配管や鉄骨が剥き出しの物流倉庫みたいでした


各社のカウンターも、何とも簡素ですね


床は陸上競技場のトラックみたいになっていてわかりやすく、ユニークですね。ただしカートを転がす時の抵抗が少々大きいのが惜しいですが

ターミナルから出ると、他のターミナル利用時には見られなかった場面が見られました


背の高い金網と鉄条網の向こうには、大規模なゲートがありました。素通りできるようですが、ここで検問が行われていたのでしょうか


その脇では、警察が目を光らせていました。さすが成田空港、他のどの空港よりも警備が厳重ですね


ターミナルの隣には、航空貨物の上屋が。さすがは世界でもトップクラスの貨物取扱量を誇る成田空港、羽田の閑散とした雰囲気とは雲泥の差。そう言えば就職活動中、市川にあった成田空港の貨物関連施設への就職を狙ったなァ…今思えば「落としてくれてありがとう」ですけど(爆)

以上です。LCC搭乗と、成田の第3ターミナルを初めて利用しましたが、新鮮で面白かったです。

以下、余談です。

もちろん、ハイタッチ！driveもやっていました。前回この空港を利用した時に緑化できなかった、空港内のチェックポイント（新空港ICや東成田駅などの各CP）を制覇し、私にとって懸案だった圏央道の大栄JCT～鶴ヶ島JCTの区間のCPを制覇しました。途中でCPのある牛久大仏の脇を通りますが、緑化は叶いませんでした。懸案を片付けられたのはいいけれど、お蔭で成田空港～自宅の交通費がこれの航空運賃とほぼ同額に達したのはここだけの話です(苦笑)