僕にとっては未だ謎に包まれているレクサスのディスプレイオーディオ + MILEL MB-301。LBXはオドで1,000kmを超えたが現時点での理解度は依然として低く、
例えば、先日のドライブでは常用しているアプリであるNaviConとの連携ができなくなり、目的地の入力をレクサスのナビに直接手入力することになった。例えばあるときは、突然のようにBluetoothオーディオの音が出せなくなったり、そもそもBluetooth接続がどうやってもできなくなったり...一度エンジンを切ってかけなおしたら治ったけど。エンジンをかけると、MILEL MB-301が自動的に起動するワケなんだけど毎回地図の映像が消えてAndroidの起動画面になってしまう煩わしさを回避できたと思っていたらまた再発したり...。とにかく充分に使いこなせていない。こういうデバイスをちゃんと使いこなせていない、という事実を嫌う僕としては何となく悶々としているんだけどね。
ひとつ検証しほぼ判明したことがある。説明を以降に記載するがなぜこのような仕様になっているのかは全く理解できないし賛同し難いがとにかく「そうなんだ」という感じだ。ただし、ここで記載する仕様は僕が独自に検証を行った末の僕の理解であり、仮説の域ではないとは思うものの絶対的に間違っていないか、正しいかは断定しきれない。従って、ここでは僕の理解が正しいという前提で後述していくことにする。
非常に解り難い仕様になっているので、以下のようにまとめる
<前提>
・「Bluetooth接続に関しては2台のスマホまでの接続が可能」とあるが、事実上はBluetooth接続先が登録(記憶)されているだけで同時接続されているわけではない。
・僕の生活においては当家の奥様と同乗することがほとんどである。
・運転をしている人をA。助手席の人をBとする。
・運転している人のスマホをa。助手席の人のスマホをbとする。
<仕様>
①aからBluetoothオーディオを鳴らすことは可能。
②bからBluetoothオーディオを鳴らすことは可能。(ナビを操作し明示的に切り替えが必要)
③aにかかってきた電話をBluetooth経由でハンズフリーで通話は可能。
④bにかかってきた電話をBluetooth経由でハンズフリーで通話はどうやっても不可能。(ナビを操作して切り替えようがなんだろうがどうやっても不可能)
この時点では、上記④に対して「助手席はハンズフリーにする必要は基本的にはないからしょうがないよね。なぜわざわざあえてそういう仕様にしたのか意味が解らないけど。」となるが、許容範囲には収まる。
問題は次からだ。
⑤aを使ってBluetooth経由でNaviConやmovilinkの使用が可能。
⑥bを使ってBluetooth経由でNaviConやmovilinkの使用はどうやっても不可能。(ナビを操作して切り替えようがなんだろうがどうやっても不可能)
この仕様にした意味が解らない。そもそもなぜにこんな仕様になるのかと言えば、Bluetoothの接続は『電話』と『オーディオ』の2つがある(これは一般的)が、bは『電話』の接続ができないという仕様になっていて、従って、前述の通りbのスマホを介したハンズフリー通話ができないワケなのだが、NaviConなどのアプリ通信までが『電話』のほうにくくられている...信じられない...普通は『オーディオ』のほうにくくられているんだけどね。だから、⑥のような愚かな事態が発生する。
例えば、AがBに「次は○〇へ行くからNaviConで目的地に設定して」って頼んだとしてもBはbを使ってそれができないのである。だからAはaを使って自分やるか、aのロックを解除してBに渡すか、それしかない。
カーナビに文字をタッチで入力するという作業を強いるのは現代において既に暴力と言っても過言ではないほど煩わしいものであり、僕は既にそんなことをやっていた記憶はなくなっているし生涯もうやらないだろう。それ故、NaviConなどの仲介アプリが必須である。
なぜ、運転者とそれ以外の者に対してシステム的な差別化をする必要があったのか、全く理解できないし、さらになぜアプリとの通信などが『電話』のほうにくくられているのか解らない。設計思想はそれぞれ諸事情があるワケで一方的に否定するのはフェアではないとは解っているものの、僕はかなり困っているのも事実で、またこの理解に達するまでのストレスも相応だった。ディーラーもオーナーズデスクも僕の疑問に誰も答えてくれず、現状の課題に対して解決策を見いだせないでいる。さすがクルマ屋である。ナビごときの話は重要視していない。今までならこんな謎のナビはさっさと取り外して自分の感性に合うものと交換...って流れだったけど、最近のクルマはそうはいかない。ナビが交換できない。
この理解に至るまでの間、bのBluetoothはLBXと接続済みと表示されていることによって、BがbのNaviConを使って目的地を送信しNaviCon上でも「送信しました。」と一見、正常処理されるんだけど、ナビ側での反応は全くない。つまり読み捨てている状態。エラーも出ないから何が何だか解らない。散々調べた挙句、マニュアルに『知識』として片隅に記載された以下の文章を見つけた。『他のドライバーにメイン機器として設定されているBluetooth®機器をメイン機器にすることはできません。』・・・この文、意味がわかるだろうか?前後の文脈なくこれが唐突に記載されている...校閲されているのかなぁ...。この文の意味はさっぱり解らなかったがフィーリングとして受け取るとこれが僕が探していた回答ではないだろうかなって感じで、検証してみて今回の理解に達した。
理解し難い疑問は他にもある。
前述の問題のそもそもの根幹はAとBを差別化する必要はないはずなのに差別化したことによる影響。しかし、これを目をつぶって正としたとして、ならばLBXが誰を運転手として認識しているか、それを常に明示するべきである。エンジンスタート時に「〇〇さん、ようこそ」と言われる程度でシステム的にあまりクローズアップされていないので、どのスマホで音楽を飛ばせてNaviConを使えるのか、いちいちメニューを開いて確認しなくてはならない。エンジンスタート時に認識された人のスマホが必ず『電話』と『オーディオ』の両接続とは限らず、前回切り替えて(a→b)いた場合、余計なことに次回エンジンスタート時に引き継がれている。Bluetoothが車内で音楽を聴くための道具として15年以上が経過している現代に今更どうしてこんなに使いにくい仕様を思い付けたのだろう。理由は解らないがAとBの差別化をどうしてもしたいのであれば、それは現代においてはログインのイメージが最も近いワケであり、ならば、ログインユーザーが誰であるのかを常に表示し続けるべきで、また合わせて『電話』と『オーディオ』を使用できるユーザーが誰であるか、これも常に表示すべきである。
あくまで僕の趣向の範囲に限ったことを言わせてもらえば、複数台のBluetooth接続を許した場合は、それぞれのコマンドに対して後勝ち(後から送ったコマンドで常に上書きする)で設計するべきで、そうでなければ混乱回避のため複数台の同時接続をさせない、というのが僕の見解だ。
実は理解不能な仕様やクルマごと売り飛ばしたくなる腹立たしいバグはまだまだあるが、しかしクリティカルな部分は前述の内容であり、拙く、多少の感情論もあり苦言的にはなっているが何とか改善をお願いしたく。どうか開発者の方にこの記事が届いてくれることを。
レクサス・ベテランユーザーの皆様、
この回避策や適切な使い方などご存知の方がいらっしゃれば、どうかご助言を賜りたく。
はたまた、僕の理解自体が間違っているなどのご指摘があればこれもまたご教授頂きたく。
Posted at 2024/05/05 21:58:48 | |
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