”駆けぬけるおっさん”が 旬な試乗記をお届けする Fisher's Blog
本日の試乗記は スマートの電気自動車版 ”スマートEV”です
ドイツではスマート電気自動車を2012年の春より発売するらしいです。
この 市販版は 社内(関係者?)の中では第3世代と呼ばれるらしく、
本日 用意されたのは それとは別の第2世代のプロトカーになるらしい。
試乗中に聞いた情報と ネットで調べた情報によると・・・
本日 試乗させてもらった”スマートEV”のスペックは以下のようなものと推定される。
電池:テスラモーターズ製リチウムイオンバッテリー(16.5kWh)
航続距離:135km(NEDC:ヨーロッパ測定値)、
最高速度100km/h、
0~60km/h加速:6.5秒、
モーターの最高出力30kW/41hp、最大トルク120Nm
充電時間は200Vで8時間、100Vで16時間。
本日の試乗会は
人気自動車評論家の河口学さんが運営する LOVECARSの企画に連動する形で
スマートの愛好家が参加している”スマ党”で 独自の枠を設けてもらっての試乗であった。
LOVECARSの試乗の前に 15人限定で行われた スマ党での スマートEV試乗
集合は当然早く 9時に集合
ベンコネに着いたときは 未だ準備はされていなかった。
そそくさと 受付を済ませると・・・・・
なんと ベンコネ1FのDOWNSTAIRSのドリンク券の提供があった。
さらに! LOVECARSのステッカーももらえた♪
お茶を飲みながら 試乗の順番を待つ。
途中 河口学さんが来てくれて スマ党のみんなと軽い会話してくれたりも・・・
関係ないけど メルセデスベンツ・ジャパンの社長を初めて生で見ました。
ラフなかっこしてたんで 「どっかで見た顔だなあ・・・・」と思ってて
ベンコネに置いてる雑誌をめくったら 同じ顔が・・・・
スマートEVは2台準備されていて
試乗時間は10分程度
そして いよいよ試乗の順番が回ってきた・・・・
が・・・・
スタッフから「トークショーの間 中断したいんですけど・・・」といわれたが
「ご飯食べたいし なんとか先に乗せてもらえませんか?」とお願いすると・・・
なんとか 僕らの番までは乗せてもらえました。
スマートはコンパクトで軽くてEV向きだとは思うけど・・・
今回の第2世代のモーターは非力すぎる。
フラット勾配の加速も遅いけれど上り勾配はだめでしょう・・・
ガソリン車と違って モーターの体格(パワー)が大きいからと言って
電力を喰うのか?というと必ずしもそうではなく
適切な体格のもので 巡航スピードまでの加速時間を短くしたほうが
電力の節約になる場合も多い。
幸い 市販時には 2倍近い体格のモーターになるようなので そこは大丈夫か?
走行自体は スマートにもかかわらず きわめて滑らかに加速して(遅いけど)
回生ブレーキ自体も自然な感覚で使い安いし
回生の目安になる電力系メーターは 通常はブースト計がある場所に設置されていて見やすい。
プリウスみたいな複雑なモニターがあるわけでもなく
きわめて簡素で とっつきやすい。
全体の重心もバッテリーの位置の関係か? 安定志向の乗り味に貢献してると思う。
残る課題は 航続距離ではあるが・・・・・
バッテリーの容量に関しては 増やす必要は無いと思う。
スマートEVは ”都会のちょい乗り車”というコンセプトでいいと思う。
エアコンも要らないんじゃないかな?
少なくともヒーターは要らんでしょう。
もともと簡素なシートだけどもっと簡素にして 軽量化を進めればいいんじゃないでしょうか?
LEAFみたいにゴテゴテ普通の車みたいに盛り込んだら
走るものも走らなくなる。
現時点でのEVは 徹底的に装備を簡素化して軽量化を計って
バッテリー容量も少なくして 長距離はあきらめさせる。
EVそのものの使い方、考え方を変えなければEVは成り立たないって事を
はっきりとユーザーに伝えることが重要じゃないのかな~
戻ってくると・・・
トークショーの真っ最中でした。
まあ EVネタであればもういいか?
腹も減ってるし・・・
ということで2FのUPSTAIRSで食事に突入!
トークショーは 結構盛り上がってるようでした。
2Fまで 笑い声が聞こえてましたから・・・
車で来たスマ党の方々の車です。
六本木ヒルズの 森アーツセンターギャラリーで歌川国芳展を見に行ってベンコネに帰ってくると
試乗会は終わってました。
皮肉なことに お天気は回復してました。
試乗のお土産として smartのタンブラーをもらいました。
今回試乗したスマートEVは ちょっと非力すぎましたけど
市販版のモーターは強化されるようなので 市販版のスマートEVは期待できるんじゃないでしょうか?
この時期 車にもまともに乗れないので
今回のようなイベントがあると嬉しいですねえ