僕がレーシングソーラーカーに携わるようになったのはちょうど30年前
動機は 単純に”ドライバーやりたい! 俺しかいないだろ!”と足を踏み入れるのだが
ドライバー以外にも マネジメントや車体設計まで手を出すようになってしまい、
挙句の果ては 監督、車体&足回り設計、ドライバー、エネマネ、スポンサー探しからパシリまでと幅広く・・・・
2017年にチームとしての活動は 辞めた・・・はずなんだけど
気がつけば 芦屋の高台にある某大学の監督みたいなことやってみたり
かつてのライバルチームのドライバーやってみたり と足を切れないでいる。
30年目の今年は 夏のWRCにおいて芦屋大学がグランドチャンピオン!
先日の旧白浜空港のレースで ドライバーとして参加したチームが総合優勝!
と競技始めてから30年にして初めての総合優勝をWタイトルGET!
個人的には乗りに乗っているような感じではあるんですが・・・・
自分のTeamは 本日 30年の歴史に物理的にも幕を下ろし終焉を迎えました。
活動を辞めても なんだかんだ言って 居座ったTeamのガレージ
ついに年内退去命令が出たことで 車の行き先探し。
声掛けしていた 芦屋の高台にある某大学に引き取ってもらうことに。
むちゃくちゃ散らかっていたガレージをメンバーが整理し 引き取ってもらえるように整えてくれた。
学生君はこの車の積み込み慣れていないので手間取ったけど
1時間ちょいで終了!
空になったガレージ 20年くらい使ったなあ
いろんな車体・シャーシを作った。
氷点下の寒さに耐えて積層したこともあった
熱中症寸前 藪蚊との戦いに耐えて フォーム削り出しをやったこともあった。
思い出深いのは
「もう一度勝って辞めよう」と全身全霊をかけて作成した
2008年EVO
モーターの巻線を1ヶ月かけて手巻きした高密度巻線はじめとして
空力も2008年当時では業界TOPだったはず。
・・・・目指したのは 矢吹丈 ”真っ白に燃え尽きて何も残らず終わる”はずだった
結果は欠陥タイヤに泣かされ 勝ち逃げできず 翌年はドライバー採用ミスに泣き
2008年EVOはそのポテンシャルを成績に残すことはなかった(一度3位になったか?
行き場を無くした僕らの思いは不完全燃焼を起こし2017年まで惰性で続けてついに火が消えた・・・
火の消えたはずの炭も 使いようということで
N君から声がかかり
芦屋の高台にある某大学の監督みたいなことをやりはじめ今に至る
そして 今年はドライバーのオファーにも応えた
いや〜〜〜 なんだかんだあった
そして EVOは新しいガレージに
業界一熱い男N君は ”素性は良いマシンだけに惜しい”と復活計画も考えてくれているみたい。
丈夫で 扱いやすいマシンなんで 初心者育成には良いと思う。
・・・・またいつか走る姿を見てみたい
了
Posted at 2023/12/02 20:20:50 | |
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