レギュレーションのアイポイントの問題と空力の処理の関係で
一般的には腰高のものが多いソーラーカー
加えてプッシュアンダーに陥りやすい3輪仕様がほとんど
コーナリングとかでドライビングプレジャーはあるのか?
と疑問に思われている方が多いと思います。
僕らの2008年仕様はかなりのレベルにあります
・ソーラーカーとしてはかなりの低重心で
重いものはすべて中心付近に配置して
3輪特有の横転や内側の車輪の浮きの心配なし
・さらにワイドトレッド&超ショートホイールベース
・ねじれ強度を飛躍的に上げたカーボンモノコックに
・ソーラーカーとしては完全にオーバースペック強度の
サスペンションシステムとハブ
・そして前後の重量配分をコーナリング中に
ニュートラルステアにしてある重量配分。
これらによって大方のソーラーカーがアンダーにならざるを得ない中
弱オーバー気味にグイグイ曲がっていってくれます。
鈴鹿の2コーナー、デグナーでは3輪ドリフトお手の物
コーナリングアプローチの仕方でオーバーにもアンダーにも持っていける懐の深さ。
コーナリング時のライン取りの自由度が高いので
ライバルよりコーナリングスピードが圧倒的に高いのが特徴です。
僕らの車はコーナリングで詰めていける車なので
登りや直線で離されても詰めていける。
これ 結構楽しいですよ
ワインディング好きの僕がやってる限り このコンセプトは変わらない
普段 車高の低い車にしか乗ってないので アイポイントが70cmしかないソーラーカーでもまったく違和感ありません。
さらに 空気抵抗が極限に少ないソーラーカーはほんのちょっとした下りでも思い切りスピードが出ます。
90kmくらいでは まったく風切音なんかしません。
牽引ロープから放されたグライダーみたいな感覚 これがなかなか良いんです。
SVXもかなりの速度領域でそんな感じのする車ですけど・・・
空気の壁をほとんど意識せずに走れるというのは新鮮な感覚です。
超越した空力性能と抜群のコーナリング性能を持つ2008型EVO
来年磨きをかけて ドライ便部を楽しめて勝てる車に仕上げたい。
Posted at 2008/08/17 22:16:32 | |
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