鈴鹿サーキットで昨日から開催されているソーラーカーレース
本日は4時間の第一ヒートで行われたのですが
僕らのチームは 第1~2コーナーで起きた大きな事故のあおりを受けて
行き場がなくなりパニックブレーキ
結果 薄いトレッドしかないソーラーカー専用タイヤにフラットスポットができて
数週後 デグナーでバースト
途中まで「今年は勝てるんでは?」という状況で走ってただけに残念。
で表題の件ですが
事の発端は 写真の状況
4時間走った後に 車両保管があるのですが
上位成績の車はなぜか 写真のようにお日様があたる場所に置かれ
その他は日陰に置かれました。
明らかに不公平なのでその車たちには「ソーラーパネルを切るように」と
口頭で指示があったようですが
そんなことは徹底されるはずも無く とある海外チームがずるしてONしてしまいました。
その件につき 他チームから抗議があり 審議委員会が開かれ
その結果
驚くべきことに というかまったくわけのわからない裁定が下されました。
それは 「全チームの太陽電池からの充電時間を1時間延長する」ということでした。
走る時間、充電時間があらかじめ決められているからこそ
天気を考えペース配分を考えて 戦略を立てるソーラーカーレースでありえない裁定です。
明日のためにバッテリー温存したチームは もう逆転の可能性はなくなりました。
なぜなら 1時間延長したことにより
バッテリーを使ったチームも温存したチームも明日は満充電になり
イコールコンディションになってしまいます。
戦略の面白みが重要なウェイトを占めるソーラーカーレースにおいて
突然のルール変更は レース自体をナンセンスなものにしてしまいます。
このレースは国内ではF1にならびFIA公認ですが まったく聞いてあきれます。
この裁定を説明に来たオフィシャルにぶちきれて
僕は帽子を地面に投げつけながら
「決めたとおりにやれよ! 台無しじゃないか! バカヤロー」
とどなりちらしてしまいました。
長い間準備して挑んでも オフィシャルのいい加減な運用で
レースは台無しです。
ルールを破ったやつにペナルティすればいいのに
全チームを混乱の渦に巻き込む裁定
僕は17年 この競技をやってきましたが
こんなものに 人生のかなりの時間をかけてきたことを あほらしく思えてきました。
ここで こんなこと書いても何にも変わんないですが
やりきれない気持ちを抑えるために書いてます。
昨年も同じことがありました。
ちゃんと計算して走ってるのに 運営の思いつきで結果が変わる って
ありえないと思いませんか?
膨大な時間をかけてるのに・・・・
Posted at 2010/08/01 00:08:57 | |
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