私が免許を取ったのは1981年。
最初の頃は父の車を時々借りて乗っていて、その後父からお下がりでもらった最初の自分の車がST140のコロナハードトップ EXサルーン。
(写真は拾いものです)
色もグレードもまったくこれ。
ホイールキャップも同じ。
次に買ったのがシトロエンBX。
これは自分のクルマそのもの。
初めての新車&初めてのガイシャ。(当時は輸入車って言葉は一般的じゃなかった)
で、実はそういう車種はどうでもよくて(オイ)
当時のカーステレオ(カーオーディオって言葉も一般的じゃなかった)は
8トラテープからカセットテープに代わって、
カセットテープが全盛の時代。
こういうカセットテープ専用のケースに何十本も入れて、車に持っていったんです。
(写真×2は拾いものです)
自宅でもテープを聞くので、持ち運ぶ必要があったんですね。
(写真は拾いものです)
こんな感じでラジオとカセットテープがセットになっていたと思いますが
実はあまりよく覚えていません。
それが
1990年代になると、カーステレオでもCDが聞けるようになりました。
調べてみたら世界初のカーCDプレーヤーは1984年のことだそうですから、私が免許を取ったよりもあとのことでした。
自分の車でCDが聞けるようになったのはいつだったかはっきりしませんが
BXの次に買ったCXでは
「CDチェンジャー」というのを使っていました。
1990年代の話です。
確かコントローラー(オーディオヘッド)はチェンジャー連携可能な1DINのカセットステレオで、それにチェンジャーが繋げる仕様だったような気がします。
(写真は拾いものです)
CDチェンジャーというのは、写真みたいなやつに
6~12枚程度(?)のCDをまとめて装着しておいて、手元のカーオーディオや別体のコントローラーで操作するというシステムです。
これは、複数枚のCDをカーステレオ本体に入れ替える必要が無く連続再生でき、もちろんCDそのものや曲のスキップやプログラム再生もできるという便利なものでした。
でも同じCDを何枚も持ってる人はほぼいないですから、これも
家で聞くにはCDをチェンジャーから取り出して持って帰らなければいけなかったですね。
次にやってきたのが
MDの時代です。
2002年に買ったトヨタヴォルツにディーラーオプションで付けたのが
こんな感じのやつでした。
(写真は拾いものです)
ドンピシャこれじゃないかもですが、右上に丸いスイッチボタンがあって
TILTで画面が起き上がって、その奥にCD(本来は地図ディスク用だけど音楽CDも再生できたようなうろ覚え)とMDのスロットがあるというものでした。
この時、私はヴォルツの中で音楽を再生するためだけに
CD/MDラジカセ(←いや、カセットは無かったかも)を買ってCDをダビングし
数十枚のMDをヴォルツに積んでいました。
次に買ったシトロエンDS4とC5ツアラーの新車純正装着は1DINのCDオーディオで
数十枚のMDは瞬時に「いらないもの」「使えないもの」になりました。
チェンジャーも繋げてなかったので、確かCDをその都度持ち歩いてたのかな。
ほんの10年前のことなのに覚えてないや。
そして初代BMW X1のオーディオはCDを挿入するタイプだったのですが
一回挿入して再生するとクルマの中のHDに取り込まれて次からはデータで聞ける
というものでした。
こりゃすげぇ、と思ったものの
取り込んだCDは4、5枚でした。
なぜかというと
USBメモリで音楽を再生できるようになっていたから。
今の2台目(2代目)のX1もそうなので
こんな風にUSBメモリースティックを挿しっぱなしにしています。
ちなみにこのメモリースティックには1000曲以上入っていますが、まだ入ります。
ところがね
今のX1はメモリースティックすら持ち歩かなくても、
Bluetoothでスマホに入れた音源とかスポティファイ的なサブスクシステムとかを車内で再生できるんです。
私は古い人間なのでメモリースティックを使っていますが、妻はBluetoothでYouTubeを聞いたりしています。
さて、先日代車で借りた現行の2シリーズ。
これ、
USBの差込口がタイプCだけしかないんです。
担当さんに聞いたら、(私のように)
タイプAのメモリースティックで音楽を聴いていた人はタイプCへの変換プラグを繋いで音楽を聴くそうです。
当然Bluetooth接続はできるでしょうから
今はBluetooth接続がデフォルトで
物理的なメモリースティックが使えるのはおまけのサービス
といったニュアンスなのでしょうか。
オーディオにつながっている前席だけでなく、後席にもタイプCの口しかないですから
「タイプAからの充電ケーブル」も使えません。
ウチのX1も現行の2シリーズも
「ワイヤレス充電」に対応した場所というのかスペースがあるので、もはや充電ケーブルも過去のものということなのでしょうね。
加えて、現行2シリーズには丸いアクセサリーソケットもありません。
過去にアクセサリーソケットにつないでドラレコやレーダー探知機を使っていた人はお手上げです。
カセット~CD~CDチェンジャー~MD~USBメモリ~Bluetooth接続
自動車で音楽を聴くデバイスはどんどん進化してきました。
でも
その都度、前の再生素材が使えなくなって無駄になり
新しい素材を用意しないと車内で音楽が聴けない
というSDGs信者が発狂しそうなことが繰り返されてきたんですね。
う~ん、長かったですね。
ここまでは前振りです。
え!おい!マジか!?
ブログカテゴリが「6万円のホンダ・ライフ」の時点で、ね♪
ね♪じゃねーよ!
ブログのタイトルに進化と退化と書きました。
絶賛納車待ち中の自転車よりましなホンダライフ。
これのオーディオに使える
再生素材がCDと黄白赤のAV入力だけなんです。
もうね、CDなんか何年も車にもっていってないですし
当然のことながらBluetooth接続なんかもできません。
実はライフの純正オーディオにUSBメモリから音楽再生をできるオプションがある(新車時にはあった)らしいんですがよく分かりません。
ホンダのサイトには当時のアクセサリーカタログも残っているのですが
それのUSB接続ケーブルはナビ用っぽいんですよね。
でも当時のレビュー記事にはオプションを使えばライフの純正オーディオにUSBメモリが繋げるようなことが書いてありました。
USB端子があるナビやオーディオに付け替えてしまえば解決ですが
自転車の代わりに買った車にそんな贅沢はできません。
好きな音楽を聴くならCDを持っていくか・・・
でも最近のお気に入りは、CDではなくDL音源しか持ってないというパターンもあるし・・・
困ったな。
あぁ、そうか。
自転車の代わりなんだからスマホからイヤホンで音楽を聴けばいいのか。
でもあからさまにやってると警官に止められそう・・・