今日は、江戸時代から続く創業140年余という 長崎の老舗有名店”
吉宗(よっそう)”を紹介します。

”観光通り”という長崎一番の繁華街、”まちなか龍馬館”から斜め向かいに脇道に入って ほんの数十メートル。いきなりタイムスリップしたみたいな雰囲気の建物が現れます。

店舗に入ると、はっぴを着た”番頭さん”みたいなおじさんが出迎えてくれます。
客が靴を脱ぐと、番頭さんが下駄箱に収納。その引換券みたいな感じで”木札”を渡されます。
番頭さんが、拍子木を
カンっと鳴らして「○名様、ご案内」って ハリのある声で叫びます。
”千と千尋”の世界に迷い込んだみたいです。
この儀式の後、階段の踊り場で待つように指示されます。

店内はとても広く、100席以上は軽くあると思います。
1Fにはテーブル席、2Fには4・6人がけ座敷席の部屋2つ、4・6人がけ掘りごたつ型式の部屋がひとつありました。
階段で多少行列していても、店内には空席もありましたし、待ち時間は長くなさそうです。

メニュー

お一人前@1,260円(お新香つき)
名物の茶碗蒸しと蒸し寿司のセットです。
ドンブリサイズの茶碗蒸し(単品@735円)は、具沢山。
かまぼこ・鶏肉・シイタケ・銀杏などのほかに、大きくてふっくらしたアナゴ入り。
大きめにカットされた具は食べ応えあったのに
なーんか、決め手がない・・・というのが正直な感想です。
水分多目で滑らかな巨大な茶碗蒸し。
初心者ゆえの失敗かもしれませんが、食べるほど突くほど どんどん崩壊(ーー;)
水気が出て、半分食べるころには「ぐちゃぐちゃ卵豆腐入りの吸い物」に変化していました^_^;;;;
勝手にすまし汁状態にしてしまい、
吸い物レベルのダシやコクを期待してしまったから 物足りなく感じたのかもしれません。
蒸し寿司(単品@525円)は、錦糸卵・桜デンブ・そぼろ
甘めの酢飯に 甘あぁ~~い桜デンブ。
九州らしいというか、父の実家で振舞われる寿司の味というか、
昭和ひとケタ世代の南国の味・・・
・・・懐かしかったです^_^;

ばってら@1,050円
鯖の半身を さらに観音開きにして、鯖で酢飯を巻いた
珍しい丸い押し寿司です。

鯖の存在感は十分です。
値段からして国産ではないのでしょうけど、結構脂も乗ってましたし
〆具合もキツ過ぎず 美味かったです。
このお値段としてはかなり素晴らしい出来だと思います。
商店街(観光通り)にテイクアウト専門店でもこのばってらを売っていたので
次に長崎に訪れるときにはコレを買って港の近くの公園で食べたいです。
住所:
長崎県長崎市浜町8-9
駐車場:なし
営業時間:11:00~21:00(LO 20:00)
定休日:お正月以外は無休
訪問日:2010/05/04
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食べ歩き | グルメ/料理
Posted at
2010/05/19 21:46:24