駆けぬけるおっさんが 旬なイベントレポートをお届けするFisher's Blog
本日のイベントレポートは 1ヶ月ほど前に お台場のメガウエブで開催された
86アカデミー 第4回CEミーティング(特別版)です。
なにが 特別なのか?というと・・・
”特別講師としてレーシングドライバー飯田章氏をお迎えする対談形式の特別版。 ”
なのです。
飯田章氏と言えば 何かのビデオでS2000、Z34、RX-8、Z4Mでの対戦やって
Z4Mに乗って ぶっちぎりで勝って 最終コーナーで長~いドリフトを決めてたこともある。
また 僕がZ4Mを買う遠因になった
BMW CircuitDay のサーキットタクシーで
飯田章選手の車に2ショットで乗せてもらったことがあって
僕が勝手に好感をもたせてもらってるドライバーです。
このCEミーティングは第1回には参加させてもらって
第2回は抽選でOUT
第3回は行われてることを知らず
今回の第4回に参加させてもらいました。
定員は30名だったけど 20名居なかった・・・ような・・・
しかし こんな豪華なトークショー 無料で聞けるのに・・・ もったいないことです。
こんな感じで 目の前が
チーフエンジニアである多田哲哉氏と
レーシングドライバー飯田章氏 ちょっと近すぎたか?(^^;
(86オーナーでも 購入検討でもないので・・・)

会場の様子です。
で 今回のトークショーは GAZOOレーシングでのニュル24時間耐久のレースの話を主にしながら
86の開発アイディンティティを語るというものでした。
ポイントをかいつまんでみると以下の通り
・車の開発には やはり実走試験が重要で その意味でニュルのテストは重要
いい走りを実現してるメーカーはニュルを走りこんでる AudiとかVW
最近イマイチのメーカーはニュルで見かけない メルセデス・BMW
86はニュルを走りこんだ
・ECU制御に頼ってる車は「車と会話」出来ない。
86は出来る限り 素の走りを磨きこんだつもり。
CEとしては 開発が終わった時点で「やり残したことはない」と自信を持って言える。
Q&Aもありまして 僕が質問した内容と返答は以下
CE多田さんへ
Q:会話できる車って?
A:ECU便りになるとダメだと思って 極力 素の状態を磨き上げた
できればパワステも装着したくなかった。
操作に対して 車の反応が素直に出てくる車にしたつもり・・・
飯田章選手へ
Q:86のネガティブ・ポイントを上げるとしたら?機能的に
(パワーがイマイチと言う人多いですけど?)
A:うーん いろいろ言う人多いけど 僕はとくに無いんですよね。
パワー不足とか言う人多いけど
「じや お前 乗れるのかよ?」って言うことですよね?
(あなたは)何に乗ってらっしゃいます? Z4Mです(Fisherの答え)
いい車ですよね。でも 乗り手を選ぶ。一部の人しか操れませんよね?
ゼロカウンターでの4輪接地感はすばらしい!
でも・・・ドライバーを選ぶ。
86はそうじゃない。 誰が乗っても楽しめる。
ジャーナリストとか パワー無い無いって言うけど
「じゃ 乗れるのかよ?」
っていうことです。
僕はこのパッケージで90点と思います。
「パワーパワーって言うけど 乗りこなせないですよ」
(ここからは僕の意見です )
この点は 非常に難しい問題です。
確かに 本当の意味で乗りこなせるというのは難しい
でも ハードルが高いからこそ 面白いという世界もある。
僕はZ4Mはかなりハードルが高い車だと思います。
難しいので エンジンパワーは凄いけど
車なりに 速くスムースに走らせるのが出来るかというと
実際にお会いした方で 乗れてるなあ と思える方は ほんのごく一部にすぎません。
少なくとも僕は出来ていない。
でもね 乗るたびに発見と自分への失望が折り重なってくる感覚が好きです。
僕は購入して2年くらいでようやく楽しいと感じはじめました。
4年たった今でも 「まだまだ遠いなあ」(乗りこなすまで)と思うわけです。
乗りやすい車だったら80%まではすんなり乗りこなすまで行って
そこから奥が深いんでしょうけど
Z4Mの場合は50%まででも大変なような・・・・
だからこそ 逆に自分の進歩の具合がわかりやすい・・・・
まあ Z系M人間の変態のたわごとですが・・・
Q&Aの中で 飯田章氏が 最近印象に残る車としてあげたのは
やはり ボクスターとケイマン
「接地感は世界一だと思う。パフォーマンスを使いきれる・・・・」とのこと
「滑りだしても芯のある車が良い」という話もありました。
Z4Mのゼロカウンターなんかその世界なんだろうな~

約1時間の対談トークショーのあと
約1時間の参加者との質疑応答
そして 今回は 特別に記念写真タイム
今回もなかなか聞き応えのある内容で 満足しました。
一度 86じっくり試してみたいとも思いました。
オマケ コンセプトカー
”Urban GT Sport Coupe”
マットペイントが素敵です。
オマケ2

オマケ3
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イベントレポート | クルマ
Posted at
2013/09/16 14:33:28