昨年の5月の終わりに2週間あまりギリシャに行った。
旅行ではなオリンピック関連イベントのひとつとしてソーラーカーでの公道ラリーに参加するためだ。
ラリーのSSはまさにWRCみたいにガードレール無しのタイトコーナーをマジにタイムを競う。
リエゾン区間の高速道では一般車と併走し ときに追い越す過酷なもので
アテネからパトラ、オリンピア、デルフィ、イテアなどを移動するものであった。
ギリシャではどこへ行っても猫が居る。
猫好きの僕にとっては非常うれしい国だ。
オープンカフェでギロピタ(ギロはあぶった肉を薄切りにしたもの、
ピタはピタパンで要するに肉やレタスなんかをピタパンでくるりと巻いたもので
ヨーグトソースが非常に旨い)をかじっていると必ずどこからか猫がやってきておねだりをする。
タベルナ(ギリシャの食堂)のテーブルの下にも必ず居る。
食べてる人は誰も猫を邪険には扱わず適当に肉や魚の切れ端を放り投げてやる。
おかげで猫は概ね毛艶も良く太っているのが多いし振舞いもゆったりとしている。
結構グレードの高いホテルのプールサイドの日光浴用のベットで
堂々と親子で寝てる猫も居た。
そこかしこに居る猫はギリシャの風景の一部と言っていいほどよく居るし町になじんでいる。
対照的なのが犬で暑いからなのかぐったりとして寝てるやつばっかりで
しかも大体痩せている。しかも毛艶も悪い。
最初は昼間だから暑くてぐったりしてるのか?と思ったが
2週間のうちに起きている犬に会ったのはたったの1回だけだった。
ギリシャにおけるこの猫と犬の差は?いったい何なんだろう?
明らかに猫は優遇されているが、犬はゴミか何かのごとく徹底的に無視されている。
ギリシャ人は非常に面倒見が良く好奇心が強いのだがこと犬のことには無関心だ。
これはギリシャ人の性格に由来するものだろうか?
ギリシャ人は非常にアバウトな人が多くかなりシリアスな状況においても深く悩まない。
何を聞いても「心配すんな!任しとけ!すべて上手くいく!問題無い!」
という答えが自信満々の笑顔と共に返って来る。
その割には計画性に乏しく段取りが悪いが面倒見だけはものすごくい。
愛すべき人たちである。
かっちりとした正確のイギリス人は犬が大好きでアバウトなギリシャ人は猫が好き?
まてよギリシャ人の場合、猫を可愛がってるのではなく、むちゃくちゃに寛容なのであるだけか?
ギリシャで犬が何故元気が無いのかはわからないが、
もし行くことがあったら街角の猫を見るだけでも結構楽しいですよ!
なんせ露天商の店番をやってる猫も居ましたからね。
Posted at 2005/10/02 10:18:52 | |
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