BRABUS君にも700kmほど乗って様子がわかってきたので試乗レポをあげときます。
来週 脱ノーマル化の予定なのでノーマル状態での試乗レポです。
パワー(エンジン):
BRABUSバージョンの最大の特徴は、
ベースグレードのスマートロードスター82PSに対し
水冷インタークーラーを装備し出力101psを誇るエンジンを搭載していることであるが、
ハッキリ言ってしまうとたいしたことは無い。
速さで言うとベースグレード+ROMチューンの方が速い。
ただし 純正らしく低速も粘るし高回転も気持ちよく回る。
ROMチューンに比べてトルクが不足している感じがする。
そして 専用マフラーが700ccとは思えない重低音系の迫力ある排気音を演出してくれる。
なかなか魅力的な音ではあるけど 僕みたいに早朝から出かける人間には
周辺住民に申し訳ない気持ちになる。
ちなみに ベースグレードはポロポロッと軽自動車みたいなカワイイ音を奏でる。
BRABUSのノーマルでは225/35-17と極太のリヤタイヤに負けて終始安定した挙動で、
どうしてもモアパワーを欲しくなる。
シフトチェンジのタイムラグはベースグレードより早められている。
これはクラッチが強化されているためらしい。そのため運転はしやすくなっている。
ハンドリング
ベースグレード185/55/15に比べて 前205/40/17 後225/35-17と極太のタイヤが着いており、
ベースグレードの軽快感は薄れて 少しどっしりした感じ。
ロープロファイルタイヤのおかげで切り始めのレスポンスは良く、
グリップもまったく申し分ない。
専用のスポーツサスペンションとこの極太タイヤの相性は良く、
乗り心地もまあまあでコーナリングも安定している。
欲を言うと「安定しすぎている」
スマートロードスターの魅力として「いろんなとこが未完成」というのがあるが、
BRABUSのサスチューンは安定しすぎていて面白みにかける。
ベースグレードでも十分速いコーナリングスピードはBRABUSになると
楽しんで乗るには少々速すぎると思う。
ベースグレードでは介入しまくるESPもBRABUSでは唐突な動きが出にくいのか?
なかなか介入しない。
タイヤがパイロットスポーツというのが効いているのかもしれない。
ブレーキ:
信じられないことにブレーキはSMARTのフォーツーとまったく共通で、
全然役不足
パットとローター交換は必須。
(早くパット 届かないかなあ・・・)
インテリアその他:
BRABUSは専用革トリムとか ベースグレードよりも幾分まともな
内装になっている。
一番うれしいのがドアミラーが電動になっていること。
フォグランプは着いているが役に立ちそうな明るさではない。
総合インプレ
極太のロープロファイルタイヤにも関わらず 乗り心地はそう悪くない。
専用エアロとサスペンションの効果か?高速での安定性も良い。
ただし 排気音が結構うるさい。
高速の巡航速度は700ccとは思えない相当のペースでも余裕。
ワインディングではタイヤのグリップ力にパワーが負けていて
面白みにかける傾向だが、実際の速さはかなりのレベルにある。
燃費はベースグレードとほとんど変わらない。
ROMチューンとブレーキ交換すれば結構面白い車になると思う。
(実際やるので追加レポ書きます)
Posted at 2009/04/19 21:20:35 | |
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