(2013/2/17 ご指摘ありましたので 記憶の範囲で少々追記しました)
”駆けぬけるおっさん”が 旬な試乗記をお届けする Fisher's Blog
本日の試乗記は Mercedes-Benzが誇るス~パ~カ~
SLS AMG(AMGパフォーマンスパッケージⅠ)です。
今回のモデルはFisher's Blog史上
・最高額 オプション含め なんと2600万円越えのお車
・史上最高馬力です なんと571PS!!!
・初めてのス~パ~カ~になります。
試乗させてもらったのは SLS AMG(AMGパフォーマンスパッケージⅠ付き)
あまりにも圧倒的なこのモデルの試乗記を
素人目線でZ4Mとの比較を中心に試乗で感じたままを書きます。
■主要スペック比較
SLS AMG Z4Mロードスター(以下Z4Mと呼ぶ)
サイズ 4640×1940×1265mm 4120×1780×1300mm
重量 1690Kg 1430kg
ホイールベース 2680mm 2495mm
パワー 571PS/6800rpm 343ps/7900rpm
トルク 66.3kgm/4750rpm 37.2kgm/4900rpm
エンジン V型8気筒NA 6208cc 直列6気筒NA 3245cc
ミッション 7速DCT ゲトラグ6MT
0-100km加速 3.8sec 5.0sec
* カーボンセラミックブレーキ
■エクステリア
ロングノーズ&ショートキャビンという共通した特徴を持つZ4Mですが
SLS AMGのロングノーズ度は桁が違います。
全長で520mm SLSのほうが長いですが、リヤの寄与はせいぜい100mmくらい
単純計算でSLSはZ4Mよりも400mm以上もロングノーズということになります。
キャビンより前の圧倒的なロングノーズデザインとガルウイングは
紛れも無くスーパーカーであることを強く主張していますが、
キャビンより後ろは なんか淡白と言いますか?もの足りない感じです。
キャビン形状が淡白であるのはガルウイングを採用しているからであると思います。
欲を言えばキャビン後部に少しアクセントが欲しい。
ガルウイングって開くと大迫力ですが、ドア閉めると関係無いし、
ガルウイング採用したのはサイドシルが分厚くて高いからの必須条件なのか?と思ってたら
ロードスターバージョンでは普通のドアになってるから、
単にガルを採用したかっただけなんでしょうね!
トランクが尻下がりでなんの捻りも無いのも寂しいです
SLSのデザイン的な特徴でもあるガルウイングは、乗り込むのには非常に都合がいいのですが・・・
(しかも 乗り込んだ人間の記念写真を撮るのも非常に良い感じです。
不用意に 座ってしまうと ドアには全く手が届きません。
一度座ったのに 再びサイドシルに手を置いて起き上がってやっとつかむことが出来ます。
乗り込むとき手をかけておくことがコツらしいです。
(AZ-1のやつは 同じ構造ですが問題なくとどいたような・・・・)
■内装など
ます乗り込むときにラグジュアリーなGTには似つかわしくない分厚いサイドシルをクリアしなくてはいけません。ここはガルウイングで頭上のクリアランスが十分なのでサイドシルに手を置いてお尻からシートに座る方法ですんなりいけます。
シートはZ4Mのよりも全体的に肉厚が薄い感じでサイドサポートの感じと座り心地は似たように感じました。
試乗車は AMGパフォーマンスパッケージⅠ装備なのでステアリングがアルカンタラになってますけど、なんか握りが頼りないと言いますか、もう少し握った感じで痺れさせて欲しいと思いました。
その他のさすが 2600万円を超える ス~パ~カ~です
庶民の僕が 何か言えるような隙は無く むちゃくちゃな高級感がありました。
・・・・正直に言うと・・・舞い上がってて なんにも覚えてません(^^;
■エンジン&DCT
トルク感で言えば ターボ付きの
SL63AMGのほうが明らかに高いですが
さすが571PSの車です。
アクセルをふんずけるとものすごい加速です。
・・・ですが タイヤの限界もあるので 実はZ4Mとそんなに変わらない加速感です。
感心するのは 大排気量のハイチューンNAらしく回転が上がるにつれ
大迫力なんだけどスッキリした回転の吹け上がり感を感じます。
メルセデスのエンジンって なんかドロドロって泥臭い回転感覚のイメージがあったのですが、
SLSのやつは低回転こそドロドロなんですけど回すとグイーンと綺麗にフィールがそろってきまして
排気音もなかなかエキサイティングです。
ただ、回転の上がりにつれてのドラマティック感はZ4Mのほうが上かなあ・・・
7速DCTは変速スピードも速くショックもあんまりなくて馴染みやすいです。
最初から普通に運転できます。
出来に関して言えば ポルシェのPDKのほうがいいような気もします。
■ステア・ブレーキ・乗り心地
ステアはその外見から考えられないくらいに走り出しから一貫して軽いです。
ステアフィールに関してはZ4Mのほうがリニアな感じがします。
SL63AMGよりは路面インフォメーションはわかりやすいけどBMW的な路面との会話は苦手かも?
カーボンセラミックブレーキは試すところも無かったんですが、
低速でも不自然な感じは全く無くフィール的にはいい感じでした。
サスペンションはAMGドライブユニットシステムで4つのモードから選択できるのですが、
僕はS(スポーツモード)しか試しませんでした(舞い上がってて、試すの忘れてた。)
Sモードでは車重が重い車には異例なくらいサスが固く少し驚きました。
路面のゴツゴツをかなり拾います。その固さはZ4Mのノーマルよりもかなり固く、
Z4MでKWの車高長を入れてるものと比べても明らかに固い。
カーボンセラミックブレーキの恩恵によりバネ下重量は大幅に軽減されていて路面追従性は高いはずなんですけど、試乗車はなぜかそれを感じさせてはくれませんでした。
コーナーを試すところがほとんどなんですが、交差点でのまがりなんですが
ロングノーズな上にホイールベースも超大なので交差点で曲がり難いのなんのって
サスうんぬんを感じるどころではありませんでした。
まあス~パ~カ~なのでしょうがないかも?
■総合インプレ
さすが、ス~パ~カ~です。
(実は 舞い上がってて 良くわかんなかったですが・・・)
乗ってると むちゃくちゃに気分がいいです。
道行く人々の視線が「超 気持ち良い!!」
「あ~ これが現実に自分の車だったらなあ・・・・・」と強く思いました。
BIGが当たったあかつきには 購入を是非 検討させていただきたいと思います。(^^;

SLSのオープンの展示車がありましたが、これがまた カッコイイ