昨日は 鈴鹿サーキットでのソーラーカー耐久レースに参加して来ました。
僕の役どころは 監督 兼 ドライバー
結果から言うと 今年もボロボロで表彰台には届きませんでした。
僕らのチームは 8年前に買ったソーラーパネルで
当時としてもそんなに効率が良いものでは無かったんですが
経年劣化で 表面のラミネートにデラミネーションが多発してて
実質発電量が かなり落ちてきてます。、
従来参加していた800W制限クラスでは
ライバルチームが 実質発電量の高いパネルに置き換えるので
話にならない差になってきたんで
今年はクラスを落として480w制限クラスに参加することにしました。
で 今年やった作業は 20枚張ってあったソーラーパネルを8枚剥がして
充電系統のパネル組み合わせを変更したのみ
心配要因は多々ありました
①例年使ってたバッテリーが廃盤となってしまい
ちゃんと使ったことの無いバッテリーをテストもせずに本番で使うこと。
②組み替えたソーラーパネルの充電がどうもちゃんと機能してないような気がしてた
・・・・けど めんどくさくてしっかりチェックせずに本番を迎えてしまったこと
これが あとあと尾を引くことに・・・
で 参戦記です。
木曜日 夕方
秘密基地から ソーラーカーと機器をトランポに積み込んで
先発隊として鈴鹿サーキットに乗り込む
21時に到着して 車検の並びを確保しようと コントロールタワー付近に向かっていると・・・・
同クラスの参加者に「何してるんですか~ ウチのクラスは 8:30からのスタートなんで後回しにされるんで並んでも仕方ないっすよ!」
えっ 何のために早く来たのか?
仕方ないので
トルコのインスタンブール大学チームと交流を深める。
トランポが到着して 積み下ろしが終わったのがちょうど24時
それから銭湯に行って 鈴鹿サーキットに帰ってグダグダして
もう一回トルコチームと交流してから 2階のほすぴたりいブースの前の床で寝たのが2:30くらい
4時半に どっかのチームのアホが サーキット全体にヒビ渡るような音がするグラインダーで何かを削り始めたので 寝れたの実質2時間
で 車検は9時くらいから並び始めたんだけど
炎天下の中 2時間くらいかけて最終セクションにたどりつくと
駆動バッテリーの固定と 消火器の点検記録が無いということでゼッケンをもらえず
消火器をホームセンターに探しにいくも
全く見つからず1時間半くらい鈴鹿市内をうろちょろ
ようやく見つかって ゼッケンもらいに行くと 僕らのゼッケンが無い
実は WEB受付がうまく行ってなくて締め切り後のエントリーになったので
ゼッケンがなくて 車検間お手製のものをありがたく受け取ったのは13;30
予選が15:30開始なので それからセッティング開始
なんせ 昨年のレースから車体触ってないので(^^;;;;;
昨年 剛性を飛躍的に上げたシャーシに換装したので
アライメントはほとんど狂って無くて車体はOK
予選開始
予選は相棒のT君にお任せ 無理しないで4:30くらいで良いよ~
って言ったら ほんまに4:30出して 2番手のフロントロー獲得
数週走ってもらって 僕に交代
走ってすぐに「発電少なすぎる」と気付いて2周でピットにもどり
配線のチェック
その配線は 僕がやったんだが 自慢じゃないが自信が無い。
「僕にやらせた あんたらが悪い!」と逆切れしながら
「僕とT君は 本戦に向けたセッティングするので 配線は任せた」
と放り投げて タイヤの入れ替えとか ボルト等のチェックして
配線も 特に間違ってない という非常に不安なまま終了。
翌朝 5時にホテルを出て 鈴鹿サーキットへ
朝7時にレーススタート

ポジションはフロントロー
スタートドライバーはT君
僕の指示は「ポールショットは死守 その後はスーッと下がって」
T君は指示通りというか? ソーラーカーではありえないスタートダッシュでポールショットを達成!
レースは上位陣のハイペースを尻目に あくまでマイペース
だって 僕らの車 ほとんど発電して無い
パネル減らしたといってもあまりにもヒドイ
レース中にはどうしようもないので ガマンのマネージメント
最初 45周狙い が発電量が想定より少なく 2時間経過後に44周狙いに変更
2時間45分で僕にドライバー交代
乗ってみて驚いた あまりにも電圧パワーが少ない
「こんなんで残り1時間強持つのかな?」と思いながらPITの指示に従いながらドライビング
どんどん電圧が落ちていくのでペース維持が困難になってきて
残り30分で「44周ペースでの維持は困難 43周狙いに切り替える」と
なぜか ドライビングしている僕からPITに指示
というのも マネジメントは僕担当で監督兼任なので僕が決断するしかない
これが結果的に大失敗
実はクラス3位になったチームとは同一周回狙いなので その差を確認できてれば
追いかけて抜くことも可能なくらいは電力に余裕はあった。
去年までの800w制限クラスでは
最後までみなさん平然と走りきるので
480Wクラスが残り30分で ほぼ全車ヘロヘロになるなんて予測だにしなかった。
なので PITは上位が落ちてくるという想定してないのであきらめていたらしい。
どれだけ電力があったかというと 最後の周は5分8秒で周回
これも 本気で走れば5分切れたんで まだ電力に余裕があった。
クラス3位との差は同一周回で約1分半のビハインド
最後の一周で約1分詰められたので、残り30分時点で43周狙いに切り替えたときに2周ほど1分/1LAPほど極端にペース落としたのが敗因
あの時PITに上との差を確認してもらっていればなあ
完全に後の祭りです。
ということで 今年も表彰台ゲットならず
今年新たに使ったバッテリーの底が見えずに「持たないんじゃないか?」
という疑心暗鬼が強かったのも敗因の一つ。
それと「ここまで発電しないで勝負になるはず無いんじゃないか?」って勝手に思い込んでいたというのもまずかった。
もし来年も参加することになったら 今度こそは表彰台をGETしたいと思います。