ふと,今朝,通勤しながら考えてました...
Dジェトロの考え方ってのは,シリンダに吸引される空気量は,基本はポートの圧力*充填効率(流速, 反射, etc....)で決まるはず.流れ場の中ですから吸気管圧力は部位によって違うのは当然で,ってぇ事は充填効率は一点の圧力だけ測ってもわかるはずもなく,なので,充填効率,その中でも流速と相関の高いスロットル開度での補正が必要な訳です.スロットル位置近傍の圧力分布が判れば充填効率による補正も不要かもしれませんが,回転式のスロットルを使う以上スロットルの軌跡部分の圧力は測れませんので吸気管の別の部分の圧力を測るのは必至,なので補正は必ず必要な訳です.反射はジオメトリーや流速が変われば一意に決まりそうな気がするので,反射による効率変化はスロットル開度と流量=流速*ポート圧力*反射で再帰的に決まる関数であると考えられます.そうすると,吸気管のある点の圧力とスロットル開度を見とけば吸気量は概ね求まると言えますよね.
何が言いたいかというと,Dジェトロよりスロットルスピード制御の方がレスポンス良く動くって人がいますが,流速が速く静止場近似から離れていく高開度域ではそれは当たり前のことで,Dジェトロの考え方ってそれを前提に組み立てられてるんじゃないの?って事です.別にDジェトロがしょぼい制御方法だというのではなく,それが当たり前だという事ですよね...とすると,スロットル補正の無いDジェトロが世の中にあるのかっていう疑問が出てきたのですが,少なくとも4A-Gはすべてスロットル補正が入っていますし,どうなんでしょうかね?ちょっと調べてみよう.
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MassGTZさんよりとMaroさんからコメントを頂き,いすゞは大気圧を計測して差圧を測っているという.トヨタはどうだ???と調べてみました.
で,調べたのが
これ.まるほど,やはりトヨタは絶対圧を測っているから大気圧補正は不要なんですね.
Posted at 2015/08/28 22:46:18 | |
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