
です.16番ようやく新品が届いたので交換.
以前19を舐めたと言いましたが今日はトルクがかかる.なんでだ....と検証すると良くわかりました.
この油圧抜きボルト,クランクケースに空いた深穴の中に入っている13と7の間にできる円筒空間の油圧を抜きたい時に使うドレンボルトなんですよね.ところが...油圧抜きと言いつつ油圧は抜けますが中のオイルはほとんど出てこない...そりゃそうです.抜き穴はあっても空気が入らないですから.
つまりボルトを再締結すると油圧でボルトが締められない状態になるのですなぁ...半山くらいかかって舐めてたみたいです.
というわけで下の13を抜いて油自体を全部抜いてから締結するとしっかりとトルクがかかりました(^o^)
試走してもようやっと油が滲んでこなくなった!!素晴らしい.そしてシールワッシャーは新品を使いましょう!!
しかし...このオートテンショナー,良くできてましてね.7の側面に空いた穴から7の中にクランク室内の飛沫オイルが入り...7の底には上から下向きにだけオイルが流れることのできるチェックバルブが.7はカムチェーンテンショナーローラーアームを押さえているので常時振れている....そうすると中に入ったオイルがチェックバルブを通して7-13間に流入し7-13間に油圧がかかる.
というわけでオイル回路なしに油圧テンショナーを形成するというこのトンでも発明,凄いね.すごいんだけど...19は全く不要です.ここから油圧を抜く必要性が全くない...13を外せば油圧は抜けますからね.実は横型の古い車種はマニュアルテンショナーになっていて,13を回転させてテンションを調整,テンショナーが回転しないように19に止めボルトが刺さっていたわけで今や19は盲腸みたいな痕跡器官の様なものです.油圧抜きとか御大層な名前がついてますが不要ですからね.
但し....ジョルカブでは19をジェネレータハウジングを固定するボルトと兼ねているのでエンジンOH時には外さざるを得ない...日常的に外すことによってただのトラブルメーカーになっているのですねぇ.
まぁ大分とオイル漏れ対策ができたのでちょっと気分が良いです(^^)
Posted at 2019/06/04 22:32:22 | |
トラックバック(0) |
メンテナンス | 日記