ニコンのZ50。
この製品はアマチュア機なのかハイアマチュア機なのか、ポジションってどこだろうとメーカーサイトを確認しても一切書かれておりません。
色々と調べてみたら、海外メディアのニコン側プレス発表で意外な情報が載っておりました。
それは、Z50はD500と同じハイアマチュア機になるという。(
参考)
てっきり、D500はAPS-Cのプロ機、Z50はアマチュア機と自身は思っておりましたが、どうやらフルフレームサイズでD850やZ7以上がプロ用機材になるのだそう。
価格はD500に比べて格段に安くなるZ50、撮影コマ枚数は約11コマ/秒とそれなりにあるもののD7500の性能にすら及ばず格段に劣ってしまいますが、それでも自分はその条件をものともせずカワセミをターゲットに遊ばせていただいております。
といっても実は、Z50をそのまま使っているわけではなく、ちょっとした裏技を利用してたり。
Z50にはこんな仕様があります。
バッテリーの電圧は7.6Vになってしまいますが、Z50本体は9Vまで対応しております。
9V駆動にしてやるともしかしたら遅いAFが多少は速くなるんじゃね?っていう浅はかな考え。
ただ、残念なのは純正のパワーコネクタ(ACによる電源供給)はニコンから発売されておりません。
このZ50が発売されてから4年も経っておりますが未だ9Vに対応した製品は出ておりませんね。
なので、海外の怪しいサイトで購入してみました。
こちらはUSB-Cタイプのパワーコネクタ、PD 20W対応になります。
9Vで20W供給になりますから電流は2.2A、Z50本体の2.5A以内に収まっているので安心して使えそうです。
更に使用する外部バッテリーはAnker製のPowerCore Essential 20000。
こちらもPD 20W出力に対応したモバイルバッテリーです。
使用環境はこんな感じでストーンバッグにモバイルバッテリーを転がしてます。
撮影前に動作検証は済ませておりますが、長時間、電源を入れっぱなしにするとどうなるのか検証もしてみましたが、特に問題が発生することはありませんでした。
そして、肝心なAF速度。
気持ち程度AFが速くなり、捉える精度も純正バッテリーよりも良くなりました。
想定した通りの性能が発揮でき、その上良い副作用も。
1本の純正バッテリーでの撮影枚数が良好な状態で300枚程度、散歩撮影でこまめに電源を切ったりしても2時間も持たずに終了となります。
モバイルバッテリーにした場合、5時間ほど常時電源ONの状態で4日間の撮影が余裕でできました。
これだったら、2月の釧路タンチョウもバッテリーが心許無いミラーレスカメラを安心して使えそうな気がしております。
それにD500に比べて軽量化できますから、機材重量もトータル削減ができそうです。
Z50にはただ1つだけ根本的な大きな問題があって、バッファがそれほど無く連射中に息継ぎが頻繁に発生してしまいます^^;
UHS-Ⅱに対応した本体であれば息継ぎからの復帰も多少は良くなるのでしょうが、Z50はSDカード自体はR/Wできるものの、速度はUHS-Ⅰになるのでカワセミ撮影の場合は撮りたい瞬間を上手く判断し、シャッターを切らなければなりません。
こちらもある意味撮影するためのテクニックの1つになりますでしょうか。
最近のカワセミですが、子供たちの出現が例年に比べて少なくなっております。
全く撮れない日が毎週続いており、普段来られるメンバーも暑さもあって殆ど来られていない状況。
例年並みにカワセミが池に来る日はいつになるやら・・・^^;
Posted at 2023/07/25 07:42:15 | |
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