「電通」は流行語にならないのか？

流行語大賞がノミネートされましたね．うちの社内で微妙にはやっている「電通」は流行語大賞にならないか，ちょっと思っていましたがダメみたい．

しかし電通事件，恐ろしいですねえ．．．何が恐ろしいのか．．．

「100時間残業したって人間そんな簡単には死なないよ」，なんです．良いとは言いませんが，サービスも含め残業100時間なんて，日本の実態としてそんなにレアケースではないです．

「頭がぼさぼさ，目が真っ赤でけしからん」 言い方かもしれませんが，社会人として頭がボサボサで眠そうはマナーとして確かに良くない，怒られて当然．「お前の働いた20時間は無駄」，事実は知りませんが，そんなこと，よくあることで，ンなこと気に留めてたら仕事になりません．無駄に時間を過ごしたのなら怒られてしかるべき．仕方はないです．言い方はあると思いますが，これも正直普通．

で，出てきたのがあの鬼十則．なんか体育会系な雰囲気の頭悪そうな表現ですが，書いてあることはまぁ普通ですよね．

というわけで，報道がえらく取り上げているんでとんでもないことに見えるんですが，全然普通．

いや，別に不法残業とかいびりがよいというつもりではなく，それで被害者が自殺したというのはおかしい，真因はなんかあって，それを隠してるだろ？って言いたいのです．こういう，「ちょっと社風が悪くて申し訳ありません．．．直しますわ．常識的な範疇って思ってたんですけどね～．今の子，弱いから死んじゃうんですね～」っていうところに落とし込もうとしているのが見え見えで．．．電通ももうちょっと真面目に対応しろ．人が死んでるんだぞ．

労働問題ってもう少し奥が深いはずで，こんなんで人が死ぬのなら毎年200,000人くらい死んどるわって，もうちょっとよく調べろよ，って話なのです．

と思っていたらこんなサイトを発見．いや，おしゃれだわ．．．こんなん野放しにするなよ．．．違法行為を助長する．早々に潰してくれ．

というわけで，日本の労働環境は一向に良くなろうとしないなぁというのが微妙にガックリしているのですよ．．．