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今日はお盆なのでうちの墓参りして，その後親父と会いました．

んで，食事した後「偽りなき物」というデンマークの映画を見てきました．今日が公開最終日だったみたいで，私の見たのは本当の最終回だったみたいでラッキーでした．

終わっちゃったんでストーリー書いても良いと思うんですが....
ルーカスって言う主人公が，子供たちのちょっとした嘘で親友テラの娘クララへの幼児性虐待の疑いをかけられ，子供の頃から育った小さな村の中で集団から拒絶され，職場も追い出され，警察に捕まり，テラにもぶん殴られ，飼い犬も殺され，恋人にも逃げられ，でも，信じてくれている分かれた元息子や助けてくれる友人もいて.....んで，最後には疑いが晴れ，恋人も戻ってきて，息子も自分の基に来てくれるんだけど.....やはり心の暗部が......っていう内容です．
最後まで暗い終わり方で，エンドロールが終わった後も皆さん無言で立って行く，そんな映画でした．

個人的には，人間の集団心理の暗部や，離婚家庭の心の動きを上手くあらわしているなと思いました．スケープゴートとかそういう現象ですよね．こういう話はままあって，会社や学校とかの集団だとこういう贖罪者を作って士気をあげるなんて良くありますよね．そういうのが思い出されて，夏休みのお盆中に見るには非常に後味の悪い映画でした．
後味は悪いけど，アホなハッピーエンドではなくて，そうだよな，と思える終わり方で納得はできたので，良い映画だったんですかね．

まぁ，連休なのでボケーっと楽しみたくもありますが，そもそもお盆は戦争への贖罪，慰霊，等々，どちらかというと陰のある時期ですし，これで良いんですかね．