
日本最南端の豪雪地帯広島県出身者が本州でも暖かくて雪の少ない神奈川から最北の豪雪地帯北海道に引っ越してまいりまして初の冬.大変だろうとあちこちで言われるんですがまぁどんなもんか書いてみます.
ちなみに旭川は寒さでいうと住宅・建築物の省エネルギー基準の地域区分「1」で一番寒い区分,雪に関してはそこまででもないですが豪雪地帯,平年値で累積7m降り,量はそこそこですが雪の降る日数は152日で日本最多という地域です.
で,あんまりにも色んな人に大変だろうと言われるのですが,実は今の所そこまででもないのですよ.
まず寒さ.一日中マイナスではありますが。。。
結論:「横浜の方が数倍寒い」
まぁ,今の所,ですけどね.理由は2つあって、建物の断熱が良いこと。壁の厚み等が全然違います。が、それだけじゃなくて雪は暖かい。学術的に言えば環境の平衡温度は0℃以下で低いけど放射率が低いので皮膚から奪われる時間あたり熱量(伝熱する速度)は少ない。コンクリ打ちっぱなしの家が寒く感じるのと逆ですね。で人体は内部で発熱してるので皮膚表面は意外と高い温度で平衡するわけです。
で道北の家って事で暖房はこんな感じ.蓄熱式電気ヒーターです.容量8kWでこの為に電力も深夜電力ありの100A契約となっています.これが居間にあって家中がずっと温かい感じです.
家の隅っこには補助暖房.今の所不要な感じです.こいつは融雪電力という寒冷地ならではの電力契約で,冬じゃない時に使うとめっちゃ高いけど冬は安いというもの.

トイレにも
トイレって凍るんだそうで.凍っちゃ困るのでトイレ自体にもヒーターが入っていますが部屋も補助暖房が入っています.まぁ今の所使いません.というか基本,家の中のドアってのは全部開けておくものらしい.
まぁそんなこんなで工夫されているんですがとはいえ一番重要なのがここ.まどがペアガラス+スイングになっています.隙間がないので隙間風が入らず,これが一番助かる.
そして水回り.
水回りって冬に暖房をしていないと凍るのだそうで,凍らないように家の中の水管の水を抜く栓が設けられています.長期に外出するときに使います。
温水器.温暖地だと室外にありますが北海道は家の中.
そしてこれ.水場の床に穴が空いており....
あけるとこれ.地下室があります.野菜とかを入れておくためってのもあるみたいですが,一番は井戸のポンプが入っています.凍らないように地下配置.
ま,こんな感じでインフラが整っていて,意外と気にせず生活できます.
そして雪ですね.
これは雪搔き後,毎日7-8cm積もるので毎日朝起きると雪搔きです.
雪搔きにはこんな道具.みぎの黄色いので雪を運んできて左のスコップで放り投げる.どこに放るかというと....
この穴です.融雪槽
中はこんなになっていて先程のポンプで汲み上げた地下水が周りのパイプから噴射されます.
というわけで無事雪搔きができるはず.毎日15分づつくらい.段々うまくなってきた気がする.
車は...車庫に入れておけばなんてことはない.
が,屋外放置だと大変なことになるのでこれです.雪落としブラシ.
毎日これで雪を落として出発です!これは意外と楽しい.
ま,そんな感じです.雪搔きしておきさえすればなんてことないので今の所困ってはいませんね~
これから雪が増えてきたらどうなるかな???
Posted at 2020/12/06 11:11:54 | |
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