2013年05月18日
UF-104J無人標的機
UF-104Jの映像がようつべにアップされていたんですね。
ロッキードF-104Jを無人標的機用に改修したのがUF-104Jです。勿論、有人飛行も可能です。
米空軍、海軍ではスタンダードな無人標的機ですが、空自としては初だと思います。目的は空対空誘導弾の性能試験、評価をするために実機を飛ばすことです。
無人とはいえ、その運動性はパイロットがリモートでコントロールしていますので、ほぼ、有人に近いフライトで空対空誘導弾実施試験が可能となります。
映像にもありましたが、F-104のパイロットはスパーという金属製の履きます。これはスパーとエジェクションシートを繋ぎ、ベイルアウト(緊急脱出)したときは、強制的に足をシートに密着させ、足が切断しないようにする措置です。
これはロッキードSR-71のパイロット等も同様にシューズにワイヤーを繋ぎ、ベイルアウトしたときに足が切断しないためです。ロッキードはこういう措置だったんですね。
今ではレッグレストと言い、マーチンベーカー社では足にベルトを巻き、ベイルアウトしたときに強制的にベルトがシートに引き寄せるようになっています。
それにしても、久しぶりにGE製J79-GE-11Aエンジンの咆哮を聞きました。あの独特なサウンド「ヒョーン」を聞くと、すぐF-104と解りますね。
ですが、F-104のあの主翼面積でよく飛べるモノだと今更ながら、感心します。
また、当時はそれでドッグファイトもやってのけたというのですから頭が下がりますね。
これは米空軍、海軍が実施したF-4を無人標的機に改修したQF-4へのAIM-9X空対空誘導弾の性能試験の映像です。F-4を標的機にするとは。流石は米国です。
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Posted at
2013/05/18 19:13:01
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