2011年07月06日
危なかったですね。
管制ミスか?
パイロット・ヒューマンエラーか?
Posted at 2011/07/06 21:27:58 | |
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2011年07月06日
まずはこちらの映像
そして、この映像
C-17Aは予想としては速度エネルギー低下による、主翼失速と起因し、それは機体アンコントロール下と思われる墜落だと思われます。
このC-17Aのパイロットが当初からフライ・バイ・ワイヤのリミッターを切っていたとか噂は絶えないですが、よーく見るとC-17Aのロール制御はスポイラーで行っているのが映像で確認出来ます。
空中でロールするのにスポイラーを立てて無理矢理主翼から揚力を失わせるということは必然的に運動エネルギー、速度エネルギーの低下が考えられます。それにC-17Aではエンジン配置がEBF方式(Externally Blown Flaps)によるパワード・リフトによりSTOLを可能としていることにあり、これはターボファンエンジンの排気を直接フラップにあてることにより、上方推力を得る方式であります。また二重隙間フラップを用いているため、フラップを通過した排気の一部はコアンダ効果により、揚力増加効果をもたらします。
ですが、バンク角が60度を超えるとなると機体を支える揚力が足りません。かと言ってそれだけの揚力を確保するには速度エネルギーも低く、主翼上面の空気の流れは十分ではない。ジェットエンジンはEBF方式では主翼下面にはジェット排気で空気の流れは確保出来ますが、主翼上面はこのジェット排気は利用出来ません。全ては機体速度エネルギーに掛かっています。
ところが二つ目の映像、エアバスA400Mはプロペラです。ロール操縦系統はスポイラーとエルロンとの兼用だと思われます。機体速度エネルギーが低くてもプロペラが発生する後方空気流量は主翼下面および上面に十分な揚力を確保出来るのがプロペラの利点です。つまり、プロペラ後方空気流量が十分であれば、補助翼などの効きは十分操舵可能となるわけです。
今や軍用輸送機や民間旅客機の殆どはこのEBF方式による揚力係数を高めるデバイスがスタンダードとなりつつあります。ですが、速度エネルギーを確保しないとC-17Aのように失速、墜落していまうことになります。
Posted at 2011/07/06 19:26:10 | |
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