表カーボン(C)+300マット+3Dビームマット、裏カーボンケプラー(CK)+300+部分カーボン補強で6.4キロになりました。
裏面はカーボンとケプラーの織物なんですが、カーボンは硬いが一定以上の力が掛かると破断してしまうのですが、ケプラーは繊維が切れないので、破損した時に部品の脱落を防止の意味合いで使っています。
ボンネットが破損するなんて時は自走不可能になっていると思いますが(笑)
今回は技研氏がCK、シーケー、というので作りました。
ケプラー繊維だけの物もあるんですが、積層後、柔らかいので硬さを保つためにはマットを入れるので重くなり軽量とはいかないんですよ。
紫外線で繊維の劣化が激しく、表に見える仕上げのは向かない、劣化が嫌なら塗装して見えなくした方が良いです。
直接日光が当たらない裏面、又は室内なら劣化スピードも遅くなります。
*****************************************
通常の製品制作では450マット×2で作りますが、3Dマット×1重量約半分で強度は軽くそれを上回ります。
しかし、繊維の特性上、曲面には向かない、硬化しずらいなどの量産するには課題が残っています。
実際、何度も失敗していてゴミとなった物も多く懐が痛い・・・。
最近工場設備を入れ、安定して作れるように試作している所です。
以前制作したレーシングスペック 3Dマット1プライで重量4.85キロだったのですがそれを下回り4.3~4.5キロを目標にレースで少しでも軽く充分な強度を保つPROバージョンを試作しています。
軽いパーツを作るならドライカーボンが一番良いのですが、どうしてもコストがかかる。
実用強度を保ってドライ並みに軽量、コストが低ければ本気の方には受けるかな?
試作の4.3キロの物はびっくりするくらい軽かったです。
上手くいったらサーキットでテストしてもらいます。今月中に何とか出来るかな?
Posted at 2013/03/04 12:51:34 | |
トラックバック(0) |
AE86パーツ | 日記