ステアリング左に切って発進するとガッコガッコと音がしています。
LSD装着なのでステア切る量が多いとゴゴゴッ音がするのは普通ですが、LSDの効きもおかしくロック⇔解除がスムーズじゃないです。
そんなわけでミッションを分解。
デフはクスコMZ2Wayで組付けされていました。
分解するとフリクションプレートの溝が削れています。
LSDケース分割部分が引っかかっていたようです。
スペアのLSDを保管場所から発掘してくると言う事ででしばらく待ちますw。
持ってきたのはTRDかな?
サイドベアリング幅が違う?E型ミッションはAW11、AE92のタイプと最終AE92、101でミッション幅が違うらしくベアリング幅を変えて対応しているようです。
簡易測定でLSDケースの幅違ってベアリング交換でも駄目?っぽい。
つまり組み換えは出来ない。
もう一つ駄目な理由がスピードメーターギヤ固定方法が違っていて、固定用部品が足りないんですよ。
おまけネタですが、AE101用サイドベアリングは廃盤なので新品ベアリングを使ってLSD組付けは出来ないので要注意、特殊形状で社外品も無いです。
クスコLSD買い直すのが普通ですが、どうしても予算が出ないとの事で禁断の復元修理をします。
3か所×2欠損部分を溶接で盛り手作業で削り出します。
ケースを仮組して隙間からすり合わせます。
ネジロック材除去にタップかけします。
ミッションケースに戻します。
ブーツやガスケットは交換します。
エンジンオイルパン、リヤオイルシールガスケットの漏れも修理します。
フライホイールボルトにネジロック材で締め付けます。
シングルメタルクラッチに交換。
ミッション搭載、所々ネジ無いのでネジ箱から探して組付けます。
ガスケットボロボロで交換・・・したけど排気漏れするのでガムガムします。
車の後ろ側のコンクリ床がやけにオイル垂れているなと見上げるとショックから駄々洩れです。
走行テストしてみましたが、最初に比べれば大幅に静か、直したLSDケース溝以外の所も少々段付きがあるのでこれはしょうがない、大分昔の物だから精度が良くないんだろうね。
今回の作業はオーナーが同系職種で自己責任でと言う事で修理しました。
母材と溶棒の違い、部分的に熱を入れた物は強度が著しく下がるのでお勧め出来ません。
Posted at 2019/01/23 00:15:33 | |
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