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とみ~☆かいらのブログ一覧

2019年04月17日 イイね!

【プレイバック試乗記】メルセデスベンツ・S550ロング(W222)

デビュー当時、いくら若返りが急務でもBMWが可愛く見えるほどの若々しいデザインで大丈夫かと思った現行Sクラスも実は今のデザインの狙いは「優美で古典的」なんですってね。ホントかよ。

***
S550、現在は昔懐かしい560SELを彷彿させるS560に代替となっているので設定が消滅しているので、このグレードということは前期型。

このグレードだとオプションでマジックボディコントロールが装着されている可能性も出てくるのだが、残念ながら(?)エアサスのエアマチックDC仕様。

とはいえ重厚長大の典型とも言えたベンツも、最新型はSクラスとはいえやはり軽く快適な如何にもな高級車方向を向いている感じ。

ハンドルは究極まで軽く、車内は外部とは隔絶されているかの如く静粛で、路面を舐めるかの如くスムーズに走る。

そういう意味では同じ方向を向いてきているBMWや、元々そういう方向のレクサス(日本車)との違いが良くわからない。

ただ、車の作り込みに関する取っ掛かりが日本車とは逆という感じで、電子制御満載でそういう素性の部分が分かりにくくなっているからこそ画一化しているのだが、本質的には重厚に作り込んでそこからカドを取っていっているのがベンツ、という感じか。

だから走らせているとソフトで快適なのは一見日本車っぽいんだけれども、ところどころ本質的な硬さ・重さが顔を覗かせる瞬間がある。

そもそもガッチリダンピングが効いていてコンフォートモードでも全くオツリの無い車の動きは日本のこういう高級車では見られないセッティングであるし、時々処理を忘れたかのようにポコンと突き上げられることがあるのも、やっぱりドイツ的な「硬さ」の部分ではないかと。

***
しかし、今のSクラスがSクラスたる部分は、おそらく世が世なら日本車が一番乗りしていたような良くわからない「豪華装備」が山ほど付いてきているところだな。

例えばエアコンは単なるオートエアコンに留まらない、アロマディフューザーなどの追加機能が沢山付いてるし、単なるバイブレーターではない本格的なマッサージチェア並みに高機能なマッサージ機能に丁寧に揉み上げられつつ、横Gに合わせてニュッとサイドサポートを張り出してくるシートに身を任せる様は、これはかつて自分が想像していた「雲の上の車」的要素を存分に含んでいるわけですよ。

要するに車が余計なことを甲斐甲斐しくやってくれるっていう、日本車がやると大ブーイングが起こるアレですね。

こういう機能の進化はバブル崩壊以降日本では完全に停滞していて、同じようなものは日本車ではようやく現行LS辺りで出てきた感じだけれども、外車ではE65のBMWが最初だったと思うけど、20年近く前から出てきてるんですよねえ。

勿論、今のベンツとかがこういうバブル期の日本車みたいになってるのは、これは自動車そのもののレベルアップで、走る曲がる止まるや、単なる見てくれの良し悪しだけならば下の車でもかつての高級車以上にレベルアップしてきているから、こういうところでしか差別化が出来なくなってきているっていうのもあるんでしょうが。

そういう意味では軽自動車でもレクサス並みの満足度が得られる日本車と比べると、今もベンツはAやCとは厳然たる格差が付けられているし、メチャクチャ面白い車ですよ。Sクラス。

***
唯一ベンツらしいと思ったのは、丸っこくて如何にも最近の車風なのに、異常に取り回しや見切りの良いところですね。

この辺りは腐ってもベンツって感じ。
Posted at 2019/04/17 03:05:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | 日記
2019年04月08日 イイね!

【プレイバック試乗記】メルセデスベンツ・V350 アンビエンテロング(W639)

ドイツ版ハイエース。

最上級グレードだが、これはアルファードエグゼクティブラウンジではない。ハイエーススーパーGLに相当する存在なのである(w

日本には乗用仕様しか入ってきていないが、本国では普通に貨物の設定もある。

このグレードは最上級グレードなので木目や革で誤魔化しているが、内装は無骨そのもので高級感はあんまりない。

むしろ極限までユーティリティを追求したルーミーな室内はミニバンとしての素性の良さにもつながってるけど、当然本来はこれは荷物を積み込むためのもの。

しかしそんな素性的にはちょっと・・・と思う車の割りには妙に売る気があるらしく、なんだかんだでずっと導入が続いているMPVである。

まあ単純に「ベンツの最上級ミニバン(?)」ってだけで買ってく人結構居るっぽいしね。

***
独特のイカツイ雰囲気が風俗の送迎車としてよく見かけるような気もするVクラス、走らせてみるとバスのようである。

昔のベンツっぽい雰囲気のある重めな操作系にソフトな乗り心地、車格の割にはやたらと小回りの利く取り回し、この辺りは後輪駆動の箱型実用車としてみれば特に物珍しいものでもないが、ある意味実用車としての素性を煮詰めていったら図らずしも昔のベンツっぽくなった感じがある。

車格はハイエーススーパーロングと同等。
でもボディ断面がほぼ真四角なので大変見切りがいい。

上級グレードのアンビエンテ系はリヤサスがエアサスペンションになる。
お蔭で余計乗り心地がソフトになり、更にバスっぽくなっている。

リヤのエアサスは日本のこのテの車ではここ30年くらいほぼ見かけないギミックであるが、欧州車ではステーションワゴンを含めて後輪荷重の変動の大きいカテゴリーの大型車・上級車では現在も良く採用されている。

つまるところ、リヤがエアサスになってる理由はレベライザー機構を持たせるためにエアサスは都合が良いからである。

アルファードとかも後輪が独立懸架か否かよりもこっちの方が遥かに重要なのに、皆さんそれを全く理解せずトーションビーム(笑)とか言ってるのである。

しかし、低速から非常にソフトかつスムーズで乗り心地が良いのはいいのだが、反面ダンピングがかなり弱く、ドイツ車というイメージの割りには速度を上げるほどピッチングとかの挙動が大きく感じられる。

動力性能は流石に3.5リッターのV6を積むのでかなりあるのだが、それに足回りがややついていってない感じで、そういう意味では走るのに気合いが要る車である。

まあ元々の用途を考えれば高級車ではなくあくまで実用車なので、ヘタクソが乗っても安全な車という感じではなく、プロドライバーがキチンと運転することが前提に作っているのだろう。
Posted at 2019/04/08 02:36:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | 日記

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