
おととい13日にドイツ本国で発表された、7代目の新型5シリーズセダン(開発コード:G30、※モーターショーでの初公開は来年1月のデトロイトショー)がこれです。
内外装は先代・F10からの正常進化、あるいは過去のブログにも書いたとおり、プチ・(現行)7シリーズと呼んでもおかしくないデザインに進化したのが特徴ですね。
サイズは全長:4935mm、全幅:1868mm、全高:1466mm、ホイールベース:2975mmを誇り、先代と比較すると36mm長で6mm広くなり、ホイールベースは7mm延長されたとのことです。
≪ジェスチャーコントロールの使用例≫
そんな新型で7シリーズ譲りの装備や採用技術はいくつかあり、主なものではシャシーがCLARアーキテクチャー、後述する一部の搭載エンジン、ステアリング&レーンコントロールアシストも備わったドライビング・アシスト・プラス、ジェスチャーコントロール付きのiDriveナビ、リモートパーキングシステムといった具合のようです。
残念ながら7シリーズに対し、カーボン・コア(カーボンやアルミなどを組み合わせて造られたボディ)やレーザーヘッドライトの採用は開発コスト抑制のため(?)に見送られたものの、アルミと超高張力スチールを用いたボディで徹底的に軽量化が施されたほか、ヘッドライトはキセノン式の設定が無くなり、LED(オプションでアダプティブ式も選択可能)に統一された模様です。
≪540iに積まれるB58系3リッター直6ガソリンエンジン、340馬力なので仕様はM140&240i用と同じですね≫
本国向けに当初搭載されるエンジンは、ガソリンが2リッター直4・252馬力(530i)と3リッター直6・340馬力(540i)、ディーゼルは2リッター直4・190馬力(520d)のみで、4.4リッターV8ガソリン(M550i xDrive)、2リッター直4ガソリン+ハイブリッド(530e iパフォーマンス)、3リッター直6ディーゼル(530d)などは追って追加されるとのことですが、そうなると2リッター直4ガソリンのローパワー版(先代の本国向けでいう520i、日本向けでいう523iに搭載)はさらに遅れてのデビューとなりそうですね。
≪530e iパフォーマンス≫
ちなみに、今回新たに加わる後追いグレードのM550iは先代まで用意されていた550iとM550d(後者は3リッター直6のトリプルターボディーゼルを搭載)の、530eは3リッター直6を積んでいたアクティブハイブリッド5のそれぞれ実質的後継といえそうな仕様ですね。
グレードは無印版を筆頭に、デザインラインのSport、Luxury、Mスポーツも加えた計4種となっているようですが、思えばSport以外の3種は先代と同様ですね。
生産は初代・E12から代々続く本国のディンゴルフィング工場のほか、オーストリア・グラーツにあるマグナ・シュタイア社の工場(これまでBMWグループ内のモデルでは初代X3やMINIクロスオーバー/ペースマンを委託生産)でも造られることになったそうです。
本国市場などでの発売は来年2月からとのことなので、恐らく日本市場への導入も本国と同時期になるでしょうね。私の思う初期導入グレードは530iと540i、そして
(先代から引き続き、520d改め)523dでスタートすると予想しているんですが、価格は各グレードとも、先代に対して若干高くなると思われるので、ジャパンが一体どんな値付けをしてくるのかも気になるところです。
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ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | クルマ
Posted at
2016/10/15 20:10:14