
2代目で新型のMINIカントリーマン(クロスオーバー)がついに本国で正式発表されました。
※開発コードは“F60”
ボディサイズは2010年の本国、翌11年初頭の日本デビューから約6年でベストセラーとなった先代(R60)に対し、全長で+20mmの4299mm、全幅で+3mmの1822mm、全高で+7mmの1557mm、ホイールベースで+75mmの2670mmというふうに拡大された模様ですが、これは現行クラブマンなどと同様、BMWグループ最新のUKL2プラットフォーム採用が大きく効いているためでしょう。
エクステリアデザインは先代からのキープコンセプトながら、現行ハッチバックなどに通ずる新世代フェイスの採用はもちろん、四角くなったボディにSUV要素もプラスされているのが特徴ですね。
インパネはハッチバックやコンバーチブルと同じく、先代最大の特徴だったセンターメーターが廃止されて無個性になってしまった
(あくまでも私見です…ファンの方には申し訳ございません)ものの、その面影はしっかり残しつつ、エクステリアと同じ武骨さと見た目の新しさも取り入れて進化していますね。
さらに後席はボディサイズ拡大の恩恵で足元のスペースが広くなっているほか、先代ではセンタートンネル側に置かれていたカップホルダーが座席中央のアームレストに内蔵し移動されたことで、乗り降りのストレスフリーを実現したのも嬉しいニュースといえるでしょう。なおラゲッジルームの容量は450Lで、後席をすべて倒せば最大1390Lまで拡大できるそうです。
エンジンはクラブマン用と同じく、1.5リッター直3ガソリン(B38系・136馬力)が“クーパー”、2リッター直4ガソリン(B48系・192馬力)が“クーパーS”、2リッター直4ディーゼル(B47系)が“クーパーD”
(最高出力:150馬力)と“クーパーSD”
(最高出力:190馬力)にそれぞれ積まれ、ギアボックスは6速MTとAT、歴代初採用でもある8速ATの3種(組み合わせはグレードによって異なる)で、駆動方式はFFと4WDが全グレードに用意されている模様です。
そして以前より登場が噂されていた、ファン衝撃のPHV仕様は“S Eオール4”を名乗って登場し、メカニズムの仕様はBMWブランドの225xeアクティブツアラーとまったく同じ(総合出力:136馬力の1.5リッターガソリン+88馬力の電気モーター=224馬力、ギアボックス:6速AT、駆動方式:4WD)のようです。
モーターショーでの初公開は(先日のブログで触れたとおり)来月開幕のロサンゼルスショーとなるほか、来年2月に本国を含むヨーロッパ、翌3月にヨーロッパ各国以外で発売が開始されることも決まったようですが、日本仕様は先代同様“クロスオーバー”を名乗ったり、導入当初はガソリン車もディーゼル車も引き続き選べるようになると思われます。ちなみに来年の3月2日(BMWジャパンが“MINIの日”と制定)は木曜日となっているので、日本仕様デビューのXデーは恐らくその日になる可能性が高いでしょうね。
Posted at 2016/10/30 07:00:39 |
ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | クルマ