通算3代目にあたる新型CLSクラスが、ロサンゼルスショーの開幕と同時にベールを脱ぎました。
新型は昨今のモデル名見直しにより、Eクラスベースであることにも引っかけた「CLEクラス」への改名が噂された時期もありましたが、結局“CLS”の名は変わらずという形になりましたね。
サイドピラーのデザイン処理は初代からの伝統を(概ね)継承しつつも、次世代のメルセデス車であることを表現した五角形型のフロントグリルとヘッドライト、大半のクーペ/カブリオレ系モデルではお馴染みになっているテールデザイン、そして現行Eクラスクーペ/新型カブリオレに準じたインパネ…に関しては
過去の【スクープだより】で触れたとおりですね。
ちなみにインテリアのアンビエントライトは64色あり、それは個別に調整可能となっているそうです。
エンジンラインナップはMC後の現行Sクラスに初搭載された3リッター直6のみでスタートし、その内訳はガソリンが1機種(“- 450”用、48Vのマイルドハイブリッドも搭載)、ディーゼルが1機種2仕様(“- 350d”用と“- 400d”用)の展開となったようです。
これらのエンジンと組み合わせられる駆動方式が4WD(4マチック)であることは明らかになっている反面、ATの段数については詳細不明だったので、恐らくはEクラスなどと同じく、全グレード共通で9速を採用したと思われます。
なお、行く行くには新型初のAMGモデルである“AMG 53”も加わる予定らしく、そちらは直6ガソリン×マイルドハイブリッドの組み合わせで登場するとのことなので、ベースは言うまでもなく上述の“450”ですね。よってこの“AMG 53”が、先代でいう“AMG 63”相当のV8搭載グレードの後継を担う格好にもなる訳ですが、多分V8は
(来年のデトロイトショーでデビューか!?と噂されている)AMG GT 4ドアにその役目を継がせるための意味で積ませない方針にしたんでしょう。
新型にはマルチビームLEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付き)、アクティブ ディスタンスアシスト・ディストロニック、アクティブレーンチェンジアシストといったE・Sクラス譲りの先進安全装備を搭載したことも発表されています。
ドイツ本国での販売は来春からスタートするらしいんですが、当初は(上述のエンジンラインナップの関係上)ガソリン搭載グレードのみの導入となりそうな日本へはいつ頃やってくるんでしょうか…?
Posted at 2017/11/30 19:50:00 |
ドイツ車(Mベンツ/スマート) | クルマ