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EUは2035年以降にエンジン車の新車販売を実質的に禁止する方針でしたが、合成燃料「eフューエル」を使用する場合に限って容認することになりました。しかし、まだ課題も多く、EVが必要なくなることはなさそうです。https://t.co/kzcD8YX6eA

— オートカー・ジャパン (@AutocarJapan) 2023年3月28日

【どうするEU？】2035年以降もe-フューエル限定で内燃機関車を容認へhttps://t.co/nBCRzDhVet pic.twitter.com/p79SEhnVLI

— レスポンス (@responsejp) 2023年3月27日

実は先週末の夜にTwitterを開いていたら、以上のニュースにまつわるワードがトレンド入りしていて非常にびっくりしました。

そもそもEUが新たなCO2削減目標達成へ向け、エンジン車を過去のものにしBEV一辺倒で考えようと目論みだしたのはVWによるディーゼルゲート（排ガス不正問題）発覚以降と言われていますよね。とはいえ2035年以降のエンジン車販売禁止法案に、今もなお内燃機関のありがたみを理解している方々の多いドイツ勢含めて反対意見が出されたのは想像に難くないですし、極め付きは露・ウクライナ戦争でインフラ面の問題もますます重なったがための方針変換なのかな？と率直ながら思いました。

該当記事のとおり、e-Fuelはまだ高コストで用途が限られているぶん低価格化に向けての課題は山積みであるものの、BEVシフトで風前の灯になりつつあったエンジン車に希望の光が見え始めた証と解釈すれば、車好きの誰もが十分納得できるニュースと言えるでしょう。

ところでドイツ勢でいうアウディのように「今後数年以内に発売するニューモデルはBEVしか出しません」と高らかに宣言してしまったブランドは、今回の条件付きであるエンジン車継続発売容認に伴い、いつどのタイミングに計画を見直すのか気になりますね。

フォルクスワーゲン、2万5,000ユーロ以下のEV「ID. 2all」コンセプトを世界初公開: フォルクスワーゲンは、3月17日、2万5,000ユーロ以下のEV「ID. 2all」コンセプトを世界初公開した。
「ID. 2all」の基本スペックは、前輪駆動、最大450kmの航続距離、Travel… https://t.co/Tud5SKYWIa pic.twitter.com/2vcr2ZWfnl

— 8speed.net (@8speednet) 2023年3月17日

先日公開されたID.シリーズの新コンセプトモデル「ID.2オール」。てっきりID.4等々に倣った先進的デザインで登場するかと思いきや、何から何までポロやゴルフの良いとこどりでパッケージングされた雰囲気が漂う、要はBEVだけどエンジン車寄りという仕立てで姿を現すとは驚きました。

全長は方々で仰っているように現行ポロと似通った値ですが、過去のモデルを引き合いに出すとしたらゴルフⅢの4020mm（日本仕様値）にも近いと言えますよね。しかし全幅はぶっちゃけ言うと、エンジン車との棲み分けやパッケージングを考慮してか現行ポロの1750mm、現行ゴルフ（Ⅷ）の1790mmをそれぞれ超えてしまっているのが引っかかるなぁ…と。なので全幅1800mmを切ったモデルは今後どこかで発表させるはずのID.1（仮）に任せそうな思惑が見え隠れしているような感じがします。

MEBプラットフォームがID.4等々と逆の前輪駆動ベースに変更した別物を使ったのも意外でしたね。それ故ホイールベースの長さも相まって室内空間に余裕が生まれたのも事実なので、このID.2オールが2025年登場予定という市販版登場時にポロやゴルフからの乗り換えを想定し設計されたのは内容をひとまず見ただけで分かる気がしました。

わが国でも人気の現行GLA・Bクラスが、ドイツ本国で揃ってMCを受けました。現地発表が先週16日なので、スケジューリングは奇しくも新型GLC関連の話題（SUVタイプの日本仕様デビュー、クーペの本国ワールドプレミア）と重なる格好になりましたね。

GLA・Bはそれぞれ標準モデル（200d 4マチックなど）に加え、画像のAMG 35 4マチックも並行してフェイスリフトが施されたものの、同じAMGでGLAにしか無い45S 4マチック＋はそのなかに含まれていませんでした。

そのAMG 45、Aクラス（5ドアHB）とCLAクーペ/シューティングブレークにはMC後も引き続きラインナップされたためプレスリリースや各国サイトのニュース記事を見て疑問に思いました。前述車種との関係からフェードアウトされた訳ではないと考えられるため、理由としては単純に半導体不足等々の影響による生産上の都合…が一番あり得そうかな？と。高性能モデルゆえ、昨今の流れからEパフォーマンス（=PHEV）にする準備も頭を過ったけれど、そうすると総合出力や想定価格からくるコストアップと同時に一クラス上の次期GLC63とのヒエラルキーも考えなくてはならないので、MC版は35と違って電動化に踏み切らず純エンジンのままなのは間違いないでしょうね。

ちなみにAMG 35を含む大半の純ガソリン車は、A・B・CLA同様にBSG（ベルト駆動）のアシストが付いたマイルドHVとなり環境性能向上が図られましたが、日本仕様は初期設定のA・B180がMC前に準じてBSGレスとされたので、GLA・Bの180もAMG 35も国内向けはどうなってしまうんでしょう？

It's shaping up to be quite the looker. https://t.co/XArzOhHh5V

— Motor1 (@Motor1com) 2023年3月20日

これまでお目見えする機会が一度も無かった次期A5スポーツバックのスパイフォトがようやく公開されました。

カモフラージュに覆われた外装はどことなくファストバックスタイルを採用したように思えるので、過去2世代と変わらぬキープコンセプトなのは決まりですかね。美しいスタイル重視の設計としつつ、従来型で主要コンポーネンツを共有していたA4セダンのポジションも担うとは言われているものの、ラゲッジルームにスーツケースやゴルフバッグも難なく載せられるほどのスペースと容量が確保されているなら、折からのデザイン性はもちろんサイズ拡大の恩恵を受けたうえで心配ご無用という感じにはなりそうな気がします。

新・A5シリーズは数日前に綴った今後のモデル命名規則見直しもあり、ボディタイプがアバントおよびスポーツバックの2種展開は一先ず決まった印象を受けます。ただ80・90→A4時代からの伝統だったセダンがアバント継続の一方で消滅してしまうし、さらにスポーツバックとともに初代A5発表当初より設定してきた2ドアクーペやカブリオレは今のところ次期型登場の噂を耳にしていないので、例えばBMW車で3シリーズのクーペ/カブリオレが4シリーズとして一新されたときのように、我々が生まれ変わったラインナップに慣れるまでは相当な時間を要すかなと思っています。

ただいま日テレ系の音楽特番「Premium Music 2023」を、出演するAKB48目当てに視聴しながら書いています。どうやら彼女たちはPM10:00台に登場するらしく、それまで少し時間があるのでブログ投稿させていただきます…というわけで閑話休題。

先週15日、ドイツ本国で次期5シリーズとi5（前者のBEV版）が揃って発表告知されたのを受け、早くもジャパン公式でティザーサイトがオープンし、導入までに最新情報が得られるメルマガ登録も始まりました。



しかもトップページに各iモデルとの集合画像が堂々と掲載されたほど、ティザーキャンペーンがPHEV含むエンジン車の5シリーズとして…じゃなくi5で始まった点に、昨今のグローバルでのBEV推しな販売状況を物語った印象を受けます。このi5ではiモデル史上初のツーリングもラインナップされるようですが、シルエットはどの画像もセダンですね。

ちなみにフォトデビューは今夏という情報が入っているので、当ブログでも発表にあわせて触れていこうと考えております。