EV「I.D.」シリーズ第3弾は…？

『【上海モーターショー2017】VW、I.D. CROZZ 発表…完全自動運転対応のEV』

昨秋のパリサロンで公開された「I.D.コンセプト」、今年1月のデトロイトショーで公開された「I.D.バズ」に続く、EVのコンセプトで将来の市販化を見据えたI.D.シリーズ第3弾はこれですか！

「I.D.コンセプト」は将来のゴルフか！？と思わせるスタイルのハッチバック、「I.D.バズ」は往年の名車で“ワーゲンバス”ことタイプⅡの現代版というイメージがありましたが、ボディはその2車種とは打って変わり、今のところメーカー内における（市販モデルの）現行ラインナップには無いクーペ風SUVのスタイルで出てきたので、私的には意外だったなぁと思いましたね。まあワゴンタイプのSUVはティグアンしかりトゥアレグしかり、主に北米市場向けのアトラスがあるため、同じSUVでもクーペ風のスタイルに仕立てることで各車との差別化を図ったんでしょう。

I.D.シリーズ共通の専用プラットフォームや（ステアリングのVWマークを3秒間押せば可能だという）自動運転モードは当然これにも搭載されていますが、電気モーターの出力はBMWのN54・55系3リッター直6（ターボ）やメルセデスの3.5リッターV6（NA）ガソリンエンジンと同程度の306馬力…！？その出力はI.D.コンセプトが170馬力、I.Dバズは204馬力だったこともあり、大幅にパワーアップされていますね。

でもこれ、（日本語表記に直すとI.D.クロスと書く）車名が「I.D.CROSS」ではなく「- CROZZ」読みになっているのは何か理由でもあるんでしょうか…？