標準モデル(AMGライン装着車)
AMG S63
AMG S65
メルセデス-マイバッハ Sクラス
先日開幕した上海ショーでついにお披露目された、現行Sクラス(W・V222セダン)のマイチェン版がこちらです。
当然今回のマイチェンは、(後述する新開発で久々復活の直6エンジン搭載車も含む)標準モデル、(これまで同様V8搭載の“63”とV12搭載の“65”を用意する)AMG仕様、(標準モデルベースで内外装をより豪華に仕立てた)マイバッハ仕様の全バリエーション一斉に行われました。
エクステリアは各バリエーションとも、フロントのバンパー形状をEクラス(W・S213)風のデザインに一新したり、同車やCLS譲りのマルチビームLEDヘッドライトを新採用するなど、見た目の大きな変化が印象的ですね。
インテリアはステアリングのデザイン変更(↑画像はAMGライン装着車です)、LED内蔵で64通りのカラーコーデから選べるアンビエントライトの新採用、空調関係の見直しなどが行われたこと以外、マイチェン前と概ね不変のようです。そのため、機能面で過去にマイチェン版からの採用が噂されていたCOMANDシステム×ジェスチャーコントロールは搭載見送りとなってしまいました…まあそれは次期型登場までのお楽しみですかね?
メーカー自慢の安全面は、ナビに登録した目的地への到着まで自動加速または減速を行ってくれる「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」を新搭載するなど、ライバルに引けを取らない劇的な進化が実施されたようです。また、前述の現行Eクラスから採用のリモートパーキングアシスト(ディスプレイキーで操作可能なBMWの同一システムとは違い、スマホに専用アプリをダウンロードすれば可能な“アレ”です)も奢られたらしいです。
当初発表されたエンジンラインナップは以上のとおりとなりましたが、このうち4リッターV8搭載の「S560」は「S500」(日・米市場ではS550)時代の4.7リッターから700cc、「AMG S63」はマイチェン前までの5.5リッターから1500cc
(!)ダウンサイズされましたね。両者の新エンジンはその排気量から、すでにG500(日・米市場ではG550)/AMG C63/AMG GTなどに積まれてお馴染みのものがベースでしょうね。
なお、今回はディーゼル車のみの発表となった直6エンジンですが、日本導入の可能性最右翼なガソリンの方は、同エンジンが48ボルトを誇るモーターとの組み合わせによるマイルドハイブリッド仕様となること以外の詳細は明らかにされなかったようです。恐らくこれはマイチェン前の日本仕様でいう「S400h」の後継グレードになるかもしれませんね。
このマイチェンモデル、ヨーロッパ各国市場では7月、アメリカ市場では今秋から発売開始となるそうですが、上述のとおり初期発表されたグレードが少ないために、日本導入は直6ガソリン搭載グレードなどの本国発表を待ったうえで、早くてアメリカ市場と同時期、遅くて来年初頭には始まりそうな気がします。
ブログ一覧 |
ドイツ車(Mベンツ/スマート) | クルマ
Posted at
2017/04/22 19:35:22