
ジュネーブショー開幕直前に一部詳細が解禁された、MC版Cクラスの標準モデルに積まれるエンジンとグレード展開が明らかになりました。但しこちらもアナウンスされたのはごく一部だけです。
まずMC版で初登場が噂されていたディーゼルPHVですが、
グレードは「C300de」を名乗り、同車向けに一部改良が為された2リッター直4・OM654型エンジンに、122馬力の電気モーターと9速ATが組み合わせられたようです。
さらに同車と共通のメカニズムは、現行Eクラスの新グレード「E300de」にも奢られたことがアナウンスされています。
ディーゼル車でPHV。この組み合わせは他社のワゴンだと設定がありましたが、メルセデス車に限っていえば初ラインナップですね。(プラグインじゃないHV車である)S300hの例があるので、日本へも導入すれば面白そうな予感がするんですけどね…ただ今後、「C350e」の改良版で出てきそうなガソリンPHVが本国発表される可能性もあるため、MBJとしてはそちらを価格帯やニーズの観点で導入したい考えでいるでしょうから、現実的には難しいでしょう。
こちらもMC版初登場となった直4ガソリン+マイルドハイブリッド採用グレードは
「C200 EQパワー」の名で姿を現し、同車に搭載されるエンジンの排気量は何と、MC前の2リッターから1.5リッターへ引き下げ(!)られたそうです。
1.5リッターへの引き下げは本国プレスリリースなどを見てびっくり仰天してしまったんですが、それでも最高出力はMC前と変わらない184馬力になっているらしいです。エンジン自体は詳しい仕様が分からないんですが、多分コストなども考慮した結果、
新型E350クーペ/カブリオレ用の2リッターのボア・ストロークを縮めたものが採用されたのかもしれません。
これまでCクラスに積まれたガソリンエンジンの最小排気量は、先代の一時期モデルの直4スーパーチャージャー(“コンプレッサー”と呼称していたアレ)や現行“180”用の直4ターボが該当する1.6リッターで、それらに比べると僅か100cc低められただけですが、先述のMC前用エンジンと比較すれば500ccダウンされた格好ですね。逆にCクラス用ガソリンの過去最大排気量は、先代C63 AMGに搭載されていたV8 NAの6.2リッターでしたね。
なお駆動方式に関しては、従来どおりのFRと4WD(4マチック)が用意された模様です。
最後は直4ディーゼルの「C220d」なんですが、こちらは使われた技術も194馬力という最高出力などに関しても、Eクラスの「E220d」用と全く同じなので、紹介はここまでとさせていただきます。
以上が今回、標準モデルに搭載された(ごく一部の)エンジンラインナップとなりますが、現段階で日本導入の可能性がありそうなのはC200とC220dぐらいでしょうかね。
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ドイツ車(Mベンツ/スマート) | クルマ
Posted at
2018/03/10 23:44:52