AMG GT、ベースグレード用エンジンがパワーアップ！

先ごろドイツ本国で年次改良を受けたAMG GT（クーペ＆ロードスター）の日本仕様が早くもデビューし、さらにこちらも本国に準じるかたちで、内外装をダークカラーに纏めコーディネートした特仕「ナイトエディション」も同時発表されました。

この年次改良では4.0V8エンジン（M178型）の最高出力を476hpから530hpへ引き上げたベースグレードが、それまでパワー的に近かった“S”グレードと統合するかたちでブラッシュアップされたのが主な変更点のようです。

ベースグレード用エンジンの出力は462（デビュー時）→476→530hpと推移していますが、デビューからすでに5年以上が経過しているのに加え、他社の一部エンジンでも見られるように、これまでより厳しくなったユーロ6d規制に対応するためのエミッション対策も為された結果が今回のパワーアップに繋がったといえば辻褄は合いますね。

ちなみに“GT”シリーズで一足早く年次改良を受けた現行Eクラス・CLS系ベースの4ドアには、Aクラス等と同じ「ハイ、メルセデス」で起動するMBUX（メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス）が新たに装備されたため、クーペ/ロードスターへの採用拡大も期待はしましたが、一部報道で次期SLと並行し開発中と噂された新型発表のタイミングも近づいている事情があるからか、今回の2バリエーションへの採用は見送られたようです。