
ドイツ本国では昨春デビューの新型A3/S3スポーツバック&セダンが、満を持して日本デビューしました。
A3は近年JAIA
(日本自動車輸入組合)統計の新車年間販売ランキングで必ずトップランカーに食い込んでおり、当ブログ的にいう48グループや(乃木坂46ほか)坂道3姉妹の世界でいえば“固定センター”の座に付くモデルであるぶん、販売サイドやファンの誰もが待ち望んだタイミングでの国内上陸といえるかもしれません。
新型は310hpになった2.0TFSIエンジンを積むS3もそうですが、どの仕様問わずエクステリアデザインが他の最新モデルでもみられるエッジの効いたスタイリングになり、インテリアも未来的に仕立ててきたのが特徴的ですね。これがRS3ともなれば、S3の上を行く超高性能モデルなのでもう少し過激な内外装に仕立ててくるはずですが、どうやら
新型も従来譲りの2.5TFSI(直5ターボ)を搭載し、早ければ今秋に本国デビューする予定になっているようです。
今回のA3の導入グレードは現行Q3などのときと同様、ジャパン公式サイトに発表前の段階から掲載されていたので情報は早々と得ていたんですが、エンジンスペックや価格を見て110hpでMHEV仕様の1.0TFSI搭載グレードと190hpの2.0TFSI搭載グレードの間でギャップが大きいことに気がついたため、今後その隙間を埋める中間エンジンのグレードは追加されるのか注目したくなった次第です。
中間モデルとは先代の前期型でいう、122hp版の1.4TFSIと180hpの1.8TFSIクワトロの隙間を埋めたCoD
(気筒休止システム)付き1.4TFSIを指すんですが、あちらは'17初頭のMCモデル投入でフェードアウトされたために、今回のフルチェンジまで1.4と(1.8の跡を継いだ)2.0TFSIの2本立てで構成するようになったわけです。
さすがに今回もエンジンが2機種だけでは、1.5直3をベーシックユニットとする(BMW)1シリーズやAMG用の2.0直4まで揃えた(メルセデス)Aクラスなどのライバルに比べてラインナップの物足りなさを感じてしまうので、1.5と2.0TFSIの中間に位置しておかしくなさそうなエンジンを本国仕様からチョイスし、ライバル車の存在や想定されるニーズを踏まえたうえで考えるとするならば、すでに現行Q3等のモデルで国内導入を果たしているEA288系“エボ”ディーゼルの2.0TDI、その中の「35 TDI」に積まれたもの(150hp)かなと思いますね。
対して
('19発表後の海外試乗会が行われた段階で)ディーゼル車初期導入の噂すらあった新型VWゴルフは、結局1.0と1.5 eTSI搭載車だけが先行受注を開始しましたから、TDIまで用意できなかったのは何かしらの理由があるんでしょうね。例えば単純に生産枠確保の問題などが絡んだためとか…?
それはともかく、国内向けオールラインナップの中核に位置するモデルだけあって、装備面も価格設定も強気の姿勢は
(車好きだという女性ファッションモデル・マギーさんも出席し、華やかに行われた)オンライン発表会の動画を見ても思ったところです。
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ドイツ車(アウディ) | クルマ
Posted at
2021/04/26 23:09:59