
先週はVWのSUVラインナップに関する話題がいくつか入ってきました。
画像①は
(予てより販売されていた)現行ティグアンの7人乗り仕様“オールスペース”MC版の本国発表、あとの②~④はすべて日本仕様の話ですが、②は
ティグアンのMC版導入、③は
T-クロスの“TSI R-ライン”、そして④は
T-ROCの1.5TSI搭載グレードの追加がそれぞれ正式アナウンスされました。
①はコロナ禍による生産スケジュールの遅れもあってか、昨夏に発表を済ませていた標準仕様(5人乗り)から大幅に遅れてのMC版登場となりました。変更点はフロント部分の形状見直しにより、全長がMC前比+23mmの4723mmへ拡大されたことを除き標準仕様に概ね準じているようです。以前も書きましたが、ここ最近マツダCX-8やメルセデスGLBクラスのように7人乗りSUVの需要も急拡大している印象があるので、未だに実現していない日本への正規導入は今度こそ叶うのか気になるところです。
②は①と同日の12日発表で、他モデルに準じたデザイン変更やコネクテッド系やADAS関連のアップデートはもちろん、「コンフォートライン」改め「アクティブ」、「ハイライン」改め「エレガンス」、そして「R-ライン」の3グレードが
(それまでの1.4TSIの代替えとして)先ごろ発表された'21モデルのゴルフトゥーランやMC版のパサートセダン/ヴァリアントに続く1.5TSIを搭載したほか、歴代初設定で320hpの2.0TSIを積む高性能な「R」も日本仕様のラインナップに加わったことが主なトピックとなりました。ただ今回のグレード構成に改められたことで、MC前まで設定のあった2.0TDI×4モーション
(=ディーゼル4駆)はどうしたの?と感じられた方もいらっしゃるでしょうが、どうやらその設定が発表までに間に合わなかったのは、改良された
同エンジンの技術が排ガス規制に引っかかってしまったことが理由に挙げられているようです。思えばまもなく発売予定の新型ゴルフも、先行受注開始のアナウンス時には1.0/1.5eTSI搭載グレードだけが用意されたため、当初ディーゼルの設定がなくガソリン(+48Vモーター採用のマイルドHV)車のみになったのはそういう事情も関係してたのかと改めて悟った次第です。
そして①・②の発表翌日にアナウンスされた③・④は、自動車サイトのニュース記事で初めて情報を得たときから、グレード追加のタイミングを知らなんだ…な気持ちでいっぱいでした。③は
既存グレードのレギュラー(「TSIアクティブ」・「TSIスタイル」)化後初の追加で、対する④は2.0TDI搭載グレードとは違って「スタイル」と同・デザインパッケージのみの設定ではありますが、昨年末の仕様変更後初のグレード追加となりました。とくに④は昨夏のTDI導入時点から、上述のティグアンとほぼ同一のスペックを与えた「R」と並行して国内導入されるだろうと予想していたので、単に生産枠の都合も関係していそうな気がするとはいえ、ただただ驚くしかなかったです。
本当は発表の噂をあらかじめ知っていた①と②の件だけに触れようと考えていたものの、まさか③・④の発表時期が①・②と被るとは思わなかったので、あえて一つの記事に纏めさせていただきました。
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ドイツ車(VW) | クルマ
Posted at
2021/05/17 19:33:40