i7 M70 xDrive、日本仕様はM760Liの後釜で導入準備中！？

BEV群“i”のM Performanceモデルではi4 M50、iX M60（後者は昨年5月に日本追加導入）に続いて3車種目のi7 M70 xDriveが上海ショーにてワールドプレミアされました。

予てより追加の噂があったM70、実は発表直前に毎年5月開催の“コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ”（イタリア発クラシックカーの展示イベント。BMWグループが長きに亘り冠スポンサーを務める）でお披露目か！？という海外発の情報を目にしていたため、結局同イベントへの展示は上海ショー閉幕後かつ欧州初公開の場として相成ったかたちですね。

すでにラインナップされているxDrive60は総合出力：544hpとハイパワーながら、BMW車らしくスポーティーであり重厚感も高いと評す声が多く見受けられました。それがM70では660hpとなった総合出力に加え、最大トルクはiX M60の1015Nmを上回る1100Nm、そして3.7秒と俊足の0-100km/h加速を誇るので、快適性は旗艦セダンかつBEVゆえ忘れていない工夫が為された一方、“M”バッヂの名に恥じぬようモーターの高出力化で足回りにも手を加えたため、基本は俗にいう「羊の皮を被った狼」の論理で仕上げたことがスペックを見て明確に分かります。

早くもジャパン公式でティザーサイトがオープンし、「価格後日発表」の追記ありということは国内導入が前々から計画されていた証拠と言えなくはなさそうです。しかし新型7シリーズは750iなどV型エンジン車が現時点で未導入、さらに電動車の販売比率を高めたいジャパンの思惑も絡み、i7はxDrive60が動力性能や価格から750i相当のポジションを引き継いだ印象すら感じるので、M70はズバリ言えば先代7シリーズにおけるM760Li xDrive（12気筒エンジン搭載）の抜けた穴を埋める狙いで導入準備を進めるに至ったのではないでしょうか？

THE NEW i7 M70

新次元のラグジュアリーとeモビリティ、そしてMの卓越したパフォーマンスを融合した、ニューBMW i7 M70が登場。485kW〔660ps〕という圧倒的な出力によって、0-100km/h加速は3.7秒をマーク。利便性と快適性そして大いなる走りの昂奮を。

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— BMW Japan (@bmwjapan) 2023年4月19日