【スクープだより】AMG C43 4マチック＆C63S Eパフォーマンス後継はC“53”？

デビューから5年目に入った現行Cクラスは、すでに一部ネット記事で噂されているとおり、間もなくフェイスリフトが行われるタイミングに差し掛かっています。

そのAMGモデルに関しては、ともにM139l型直4搭載のC43 4マチック（マイルドHV）・C63S Eパフォーマンス（PHEV）をラインナップから落とす一方、2モデルの後継として“C53 4マチック＋”を新設定するようだという本国発の突然すぎるニュースが入ってきました。

もしそれが事実なら、Cの純AMGモデルは先々代・204系の63以来のモノグレード回帰という格好になりますね。

リンク先の記事によると、53が積むメカニズムはCLEクーペ/カブリオレのそれに準じた直6マイルドHVを積む公算が高いといわれている模様。一方で同じ直6搭載ながら、従来63Sに引き続きPHEVとして販売する計画だと報じたサイトもあるので、私的にはまだ信ぴょう性が掴めていないぶん、その行方が気になるところです。

多くのファンの心情としては先代63以来となるV8搭載がもっとも望ましかったはず。ですが現行Cのボンネット内は、衝突安全性等々のしがらみで直列エンジン搭載を最優先に設計された経緯があるため、その結果苦肉の策として既に発表しているCLE53とのコンポーネンツ共有を選び、そうすることでコスト抑制はもちろん開発期間の短縮も同時に図りたかったのかもしれません。

いま排ガスや騒音規制が厳しいぶんエンジンの大幅ダウンサイズと電動化を敢行した結果、豪華俳優陣を話題性重視でキャスティングさせた割に興行収入が（数億円以上かけた）総製作費を下回った超大作映画と同じくらい、評判は散々でメーカーの目論見どおりとはならなかった印象のAMG43＆63S。

それらの後継モデルでエンジンを直4から直6にアップサイズさせるとともに、モデルイメージの再起を図れるかにも注目したいです。