
「ヒューゴの不思議な発明」を観てきました。
まず、この邦題をつけた配給会社の人は、タイトルによって観客をミスリードした責任を感じるべきでしょう。原題は単に”HUGO”でしかありません。
Yahoo!映画のレビューでは「発明したのはヒューゴじゃないじゃん!」というコメントがありますが、邦題に対するツッコミとしては正しいかも知れませんが、作品に対するツッコミだとしたら的外れもいいところ。
邦題だけじゃありません。予告編(Trailerと言うらしい)の編集もミスリードに一役買っています。いかにもファンタジーがメインの映画に思える。
子供が主人公だし、おそらくは配給会社が家族連れの動員を狙ったネーミングだと思われますが、この映画、確かにファンタジーの要素はあるものの、実は映画の映画。
映画の映画と言うと、以前にもブログで取り上げたことがある「雨に唄えば」
テーマはロマンスであり、見所はダンスに違いありませんが、無声映画からトーキーに切り替わる頃の混乱が背景にあり、そのへんが興味深い作品です。
そして、「ニューシネマパラダイス」。泣ける! もうバリバリの映画の映画!
「ヒューゴの不思議な発明」についてもう少し詳しく説明すると、映画の発展を映像化した映画と言えます。
映画は見世物小屋の見世物として始まり、常に人を驚かせるものとして発展してきました。その意味でSFや冒険が映画の題材になるのは当然のことであり、この映画が3Dで上映されること自体がまさにその延長線上にある正常進化と言えるでしょう。
ただ、そう言う意味でこの映画を楽しめる人は40代以上かな? だとすると、確かに動員は期待できない?
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Posted at
2012/03/18 19:13:52