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成田のオッサンのブログ一覧

2022年11月23日 イイね!

模型の隣

模型の隣一度だけですが、2013年に静岡ホビーショーに行ったことがあります。全国の模型クラブから集まった多数の見事な作品の内容の濃さに圧倒されて、いつの間にか約束の集合時間を過ぎてしまって、ご一緒した鈍行電車さんやザクとは違うにご迷惑をかけてしまいました。
で、展示されていた模型のレベルも当然高かったわけですが、模型とは呼べないジャンルの作品、もうこりゃ工芸と呼んだ方がいいだろうと思うような作品にもレベルの高いものがあって感心した記憶があります。

今回ご紹介するのも、そんな模型の隣(作者はそう呼ばれるのに同意するかどうか知りませんが)の領域の作品群です。

田中達也、ご存じでしょうか? 
現在、名古屋の都心のナディアパーク地下1階で「MINIATURE LIFE展 2 田中達也 見立ての世界」と題した展示をやってます。幾つかの作品はネットで見た記憶もあったし、職場の近くでしたので見てきました。



NHKの番組のドラマのタイトルバックにも使われてたんですね。どうりで女性客が多いわけだ。
上のボードには”アート”と書いてありますね。う~ん、これがアートかぁ。抵抗あるなぁ。
しかし、あの段ボールアートの日比野克彦がいまや東京芸大の学長ですからね。これがアートでも不思議は無いか・・・。
因みに日比野克彦は岐阜出身で私と同い年。高校は違いましたが、彼と同級生だった友人は何人もいます。

そうそう、この展示は珍しく写真撮影OKの展示で、好きなだけ撮らせてもらいました。ただね・・・



彼の作品は生で見せる作品じゃ無いんですよ。作品をカメラで撮って、必要に応じてパソコンで加工して、タイトルを付けて(これが彼の作品群にとってはかなり重要)コメントを添えて完成した作品になるというスタイル。ですので、これからブログに載せる画像も、作品を撮った写真と写真を撮った写真が混在します。



自画像ならぬ、自フィギュア?
騙されたなと思ったのは、このブロッコリー。ネットで作品の画像だけを見ていた時は本物のブロッコリーとフィギュアを組み合わせた作品だと思ってたんですが、実はブロッコリーは食品サンプル。



ずるいよね。

模型に近い分野と感じる理由はこれ。



プライザー( Preiser)のフィギュアを多用していることですね。私も模型用に幾つか持ってます。主に鉄道模用のフィギュアなんで、私が作るような模型の添景としてそのまま使えるスケールやポーズのフィギュアはなかなかありませんけどね。

作品をざっとご紹介します。



チーズを砂丘に見立てた作品。これは私が作品を直接撮影したものです。



作品の写真の写真。



作品を撮影した写真。
意図通りに見えるように被写界深度とか調整してるんですよね。
ポップコーンも本物じゃありません。食品サンプルです。









TOTOここまでたどりつたぞ! てなタイトルだったかな。
作品のタイトルにダジャレが多いのも特徴。



メンボウなことになったぞ。







クリップをベンチに見立ててます。

フィギュアをクローズアップ。







割と大きいスケールのフィギュアを使っていて表情まで分かります。
模型であれば、このスケールであれば肌も服も一色で塗るなんてことはしません。何色も使って影やハイライトを表現することが普通です。
おそらくポーズは変えてると思いますが、上から強い照明を当ててフィギュアの陰影を表現してリアリティーを持たせるという手法のようです。



唐辛子が炎。



タイトル画像の全景。バウムクーヘンはもちろん食品サンプル。



これは面白いと思いました。



ご飯の雲は言うまでもなく食品サンプル。



アビーロード。若い人は分かんないかな?







巻きずし機関車が回る、文字通りの回転すし。



月見の風景はいいんですが・・・



この展示に限った話ではありませんが、こうした展示で無性に腹が立つのが、作品を覆うガラスやアクリルに天井などの照明が写り込むこと。無反射ガラスというものもあるんだから、それを用意すべき。それができないなら作品を覆うなと言いたい。特に今回は原画とかでは無く、作品自体が写真なんだからそうすべきでしょ。

最期は季節に合わせた作品で締め。



タイトル「溶けない雪だるま」
Posted at 2022/11/23 23:15:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 模型 | 日記
2022年11月06日 イイね!

眠れなくなるほどキモい生き物

眠れなくなるほどキモい生き物今日は岐阜市の中心部を信長に扮したキムタクらが行列したようですが、我が家は混雑を避けて家に引きこもっております。

さて、久し振りに読書カテゴリのブログです。
”読書の秋”って聞かなくなったって思うのは私だけかな? 皆さん、本を読んでいらっしゃいますか? 以前も書きましたが、私が本を読む時間はもっぱら電車やバスの中だけしたが、それもスマホを持つようになってからめっきり減ってしまいました。
それでも新聞や雑誌の書評欄を読むのは好きで、中に気になる本があるとスマホを取り出してAmazonで注文したりしてます。注文が簡単すぎるんですよね。本屋が減って行くわけだ。てことで、模型も今生では絶対に作れないほどの数を積んでますが、本もそこそこ積んでます。
今回はそんな、買っただけで長らく放置してあった本の内容のご紹介です。

本のタイトルは「眠れなくなるほどキモい生き物」。27種類の寄生生物ばかりを取り上げた本です。眠れなくはなりませんが、確かにキモい生物のオンパレード。宿主を栄養源とする寄生ならまだ分かりますが、宿主の脳や神経を弄ってその行動を自分に有利になるように操るやつがいたり、宿主の生殖能力を無くしたりするのまでいるらしい。そして驚くことにこの世には寄生虫に寄生する生物(ハイパーパラサイト)ってのまでいるようです。

タイトル画像ですが、見覚えのある方も多いのでは。コロナ禍が発生してから見る機会も多くなったWHOのシンボルマークです。このマークずっと不思議だったんですよね。何で杖に巻き付いた蛇が医学の象徴なのか。
この杖は”アスクレビオスの杖”と呼ばれています。Wikipediaには・・・

ギリシア神話に登場する名医アスクレピオス(アスクレーピオス)の持っていた蛇(クスシヘビ)の巻きついた杖。医療・医術の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークである。しばしば「杖にからむ蛇」として表される螺旋(らせん)は生命力や権威などを象徴しており、「ギリシアの医療神アスクレピオスのもつ杖や,ヘルメス神の持物のカドゥケウスにおける二重の蛇の螺旋は,いずれも超自然的な力を示す」と『世界大百科事典』にはある。

と書いてあるわけですが、「脱皮を繰り返して成長するというその生態が、医療にまつわる治癒や再生のイメージに通じるから」(本書より)という意味合いもあるようですね。
この杖に巻き付いた蛇の図柄はWHOが採用しているからなのかどうかは分かりませんが、世界中の医療機関で使われています。

alt

上は岐阜大学医学部付属病院高次救命医療センターのロゴマークですが、よく見ると抽象化されてはいますが、杖に巻き付いた蛇が図案化されてますね。

で、この本にはこのシンボルマークの由来のもう一つの説が紹介されています。

まあ、このブログを読みながら食事してる人はいないと思いますが、万が一食事中の方がいたら、これから先を読まれるのは別の機会にされた方が良いかと・・・。

もう一つの説というのは・・・
このヘビの巻きついた杖は、より直接的にある病への伝統的な対処法を表したものだという説がある。その説に寄れば、杖に巻き付いているのはヘビではなく寄生虫だという。
・・・中略・・・その大型寄生虫はメジナ虫という。人に寄生する線虫で、古く紀元前からアフリカ、中近東、インドなどではよく知られている。
・・・中略・・・雌は最大120センチと細長く、学名が示すように小さな竜-つまりはヘビに見えなくもない。
・・・中略・・・この寄生虫に有効な治療薬やワクチンはない。対処法としては虫が皮ふに出てきたところを棒に巻きつけながらゆっくりと引き抜くしかなく、この処置が古代から現代まで行われている。虫が途中でちぎれると体内に残った虫体に沿って化膿し、蜂巣炎などが起こるため数日から数週間かけてゆっくりと巻き取らねばならない。棒に巻き取られた細くて長いメジナ虫は、さながらヘビである。そう、古代から繰り返されてきたこの対処法こそが、医神アスクレピオスの持つ「アスクレピオスの杖」の起源とされているのだ。
」(本書からの引用)

引用文をタイプしてるだけでキモい。
しかし、こっちの説の方が、棒とそれに巻き付く細長い生物との関係をちゃんと説明できていて説得力があるような気がしませんか? まあ、どっちが正しいのか詮索してみても意義があるとも思えませんが。


Posted at 2022/11/06 17:51:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書 | 日記

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