
今回は、前回のブログの冒頭で触れた私のPCのSSDについて。
とりあえず、SSDの説明はいいですよね? いる?
ほとんどの方は既にご存じかと思いますが、念のために。
以下、
Logitecのサイトからの引用です。
SSDとは?
SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同様の記憶装置です。半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことを指します。
大容量のデータを保管しておく媒体としては長年HDDが使われてきましたが、近年、SSDの容量が大きくなってきたこともあり、急速に普及しつつあります。SSDは使い方や用途はHDDと全く一緒ですが、以下のような利点と弱点があります。
SSDの利点
・衝撃に強く、発熱、消費電力が少ない。
・読み書きの速度が非常に速い。
・作動音がない。
・HDDよりサイズが小さく、軽い。
・形状が様々で、PCの小型化に寄与している。
SSDの弱点
・容量が少ない。
・まだまだ容量単価としての価格は高い。
・突然故障してデータの読み出しができなくなることがあり、データの救出が困難。
・SSDはノートPCに適しており、近年のPCでは比較的多く採用されています。
・消費電力が少なくバッテリーの持ちがよいうえ、発熱も少なくて済みます。
ちゃんと「突然故障してデータの読み出しができなくなることがあり、データの救出が困難。」と書いてありますね。
結果的に今や一つ前のになってしまったPCを買ったのは、5年くらい前でしょうか? いや、もう少し最近だったかな? 覚えてないな。3~5年前ってところでしょう。
PCを買い替えるに当たって、従来のHDDではなく、立ち上がりが早いSSDという記憶媒体を使ったPCがあるということを知り、買うならそれしかないと思う一方で、その頃はなぜかPCに金をかけるのはバカバカしいという考えに取りつかれていた私。ヤフオクで中古のSSDのPCを見つけて3万円台で落札しました。中古と言ってもCPUはそこそこのものだったし、もちろんOSはWindows10でOfficeも入っていて3万円台ですからね。お買い得感はありました。
その際にSSDの特性についても一応調べていて、書き込み回数の上限があるので、頻繁に書き換えをするようなデータはHDDの方が適しているという認識はありましたが、それも使ってる間に段々と意識しなくなるんですよね。
とにかく、それを入手した直後はその立ち上がりの速さには驚嘆しました。
まあ、しかし、その素性は疑ってかかるべきだったかも知れません。そこそこのスペックのPCが3万円台なんですから、ネットカフェなどで過酷に使われていた可能性もありますしね。
で、今から2年くらい前からでしょうか、時々フリーズするようになりましたが、再起動で問題なく使えてたもんですから、「ま、こんなもんだろ」と使い続けてました。
ところが先月のある日、iTunesの更新プログラムをダウンロードしつつ、エクセルか何かの作業をしていた時です。確かに負荷はかかっている状態ではありましたが、突然画面が真っ暗になり、再起動しようとしたら表示されたのがこれ。
なになに、”This HDD was erased‼ Please Power off"だとぉ?
今まで見たこともないアラートです。erasedって、内容が消されたってこと? まさか?
何とかなるのではと、いろいろなことを試してみましたが、反応しない。
私の頭の中も真っ白。でも、この時はまだ私が読みだせないだけで、専門家なら何とかなると信じていました。
仕方なく、PC側面のカバーを開けて取り出したのが、タイトル画像のSSD。それまで直接見たことはなかったんですが、一目で分かりました。DVDドライブの側面に両面テープで張り付けてありました。それくらい薄い。
サイズは、100×69×7㎜。これで120Gbの容量。
翌日の仕事帰りに Good Will に寄ってそのSSDを見てもらうことにしました。その料金は・・・
検証料金 6,000円+成功時 14,000円~=20,000円~(税別)※救出不可の場合でも検証料金がかかります。
2万円”~”ってのが不気味ですね。上限が記載してない。”6,000円+税”は結果に関わらず必要なので先払い。ちょっと腹に落ちませんが仕方ない、払いました。
検証にかかる時間は1週間。1週間もPC無しで過ごせない。それにこの頃は半ばSSDの復旧を諦めかけていました。仕方なく、入店時にはその気はなかったのに新しいPCをその場で買ってしまいました。懲りずにSSDのやつを。速さに慣れたらもう元に戻れない。Office無しで5万円台。
5日後くらいだったでしょうか、Good Will から電話があり、まったく認識できず、復旧できませんでしたと。物理障害だろうとのことでした。ガックリ。
SSDは引き取ったものの、物理障害をも復旧させてしまう強者はいないかと検索すると、怪しげなのが一杯出てきます。迂闊なところに頼んで法外な料金を請求されても困ります。検索して出てきた業者の中に Buffalo を見つけました。
Buffalo なら周辺機器を幾つか買ったことがあるし、何といっても地元の企業。名古屋の本社へ持ち込みも可で、ここなら信頼できるだろうと頼むことにしました。
クロネコヤマトでSSDを発送し、一時診断の結果がメールで届いたのが10月5日。
診断結果:物理障害
障害レベル:物理障害 中程度(要 二次診断)
(仮)見積金額:13万円(税抜)
物理障害の内容は素子障害または構造情報損傷のため動作不能とのことでした。
また、二次診断作業内容の説明の記述もあり、「
二次診断では試行錯誤しながら難易度の高い作業を実施します。必要があれば基板からメモリチップを取り外して調査を実施します。」とのこと。
正直、13万円(税抜)には驚きましたし、作業内容の説明も悪く考えれば高額の料金を納得させるための方便とも考えられます。想定を超える料金に迷いましたが、エエイ、ここまで来たら頼むしかない!
そして、1週間後の10月12日。残念なお知らせが届きました。
復旧可否判定:復旧不能
「
メディアは素子障害により動作不能の状態でした。」とのこと。
一体、どんな使い方しとんねん、俺!
で、Buffalo はSSDを送り返してくれました。請求金額は送料を含めて¥0。
結果的に復旧は叶いませんでしたが、この辺が Buffalo の良心的なところ。それなりに作業時間もかかっているだろうし、返送料金もタダではないはず。だけど¥0。この件に関しては赤字ですね。
実はここまでSSDの復旧に拘ったのは、その中に数々のパスワードや一昨年のイギリス旅行の写真が入っていたから。この時点で全て諦めることにしました。
ただ、株取引やネット銀行の入出金、ロボアドバイザーの確認などはスマホでもできるので困りませんでした。2つのデバイスを持つって大事ですね。
となると、一番痛い喪失はイギリスの写真・・・ん?待てよ。前のPCってSSDの他にHDDを積んでなかったか? イギリスの写真てその中じゃなかったか?
で、前のPCをよく見たらちゃんとHDDがありました。もう歳ですね。
ちょっとHDDの移植にも手こずりましたが、どうにか前のPCのHDDも今のパソコンに引っ越し、イギリスの写真も確認しました。ああ、よかった。
記念に1枚張っときます。こんな写真を失くしてたまるか。
何か他にも大事なものを失くしているのかも知れませんが、今思い出せるもので一番大きな痛手は年賀状の宛先データかな。全部入力し直しの手間を考えると確かに痛い。
結局、大したことはなかったってことか?
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Posted at
2020/10/23 22:44:20