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イイね!
2023年08月05日

薬師岳

薬師岳 暑いですねぇ(前回も同じ書き出し)。今日は義父の1周忌で、午前中はお寺で法事とお墓参りでした。早いもんですね。

と言うことで、2週間前の薬師岳登山のご報告となります。
本格的に3千m級の山に登るようになって10年とちょっと経ちますが、北アルプスの山々の中でも、山頂が(県境ではなく)富山県内にある山は今回の薬師岳が初めて。



登山のハイシーズンとあって、登山口の駐車場は満車に近い状態。



薬師岳の標高は2,926m。とは言え、その登山口は標高1,356m。ま、1600mくらい登るだけですよ。それが大変なんですけど。

で、登山口の標識のすぐそばに上の写真の右側の塔が立ってます。十三重の塔と名付けられた慰霊塔で、1963年1月に愛知大学山岳部の学生13人が冬の薬師岳で遭難して全員が死亡するという痛ましい事故があり、その13人を慰霊する塔です。当時私はまだ4才ですから記憶にありませんが、マスコミ各社の激しい取材合戦で大騒ぎになったらしく、愛知大学の学長が責任を取って辞任しています。3月下旬になって名古屋大学山岳部のパーティーが最初の5人の遺体を発見し、13人目の遺体発見は10月半ばのことでした。
実は今回の登山の引率者は愛知大学の卒業生。登山前にこの塔の前で簡単な説明を受けましたが、冬山には手を出すまいと改めて思いました。

お天気はまずまずといったところ。男性10人、女性10人、総勢20人の大パーティーで、他の登山者とのすれ違いにはかなり手間取りました。















高山植物の名前は何度も教えてもらいましたが、興味が無いので覚えられません。興味のある方はご自分で調べてください。



昼食は途中にある太郎平小屋で「太郎ラーメン」を。確か1,200円だったかと。行者ニンニクが入ったそれなりに有名なラーメンらしい。スープを飲み干すと CRAZY CLIMBER の文字がどんぶりの底に表れます。
贅沢を言っちゃいけないのかも知れませんが、麺がなぁ・・・。お湯が沸騰しても100℃にはならないから仕方ないのかな。

腹ごしらえをして再び登山。



木道が整備されていて勾配も緩く、この辺はハイキング気分。



急勾配の沢登りから太郎平小屋を振り返る。

3時半ころ、山頂まで1時間ほどの薬師岳山荘に到着。最後の方は結構きつかった。これは私だけでなく同行の皆さんの意見。



山荘の晩飯。狭い食堂なので交代で食べます。ご飯と味噌汁はお代わり自由。ただ、ここでも贅沢を言ってはいけないことは分かってはいるのですが、ご飯がべっちゃりとしていてうまくない・・・。これも沸点のせいなのか? でも他の山小屋でこんなにまずいご飯の記憶はないんだよなぁ。

部屋はほぼ満室。最初から布団は敷いてあって、隣との間にプラダン(プラスチック製の段ボール)で簡単に仕切りがしてあって、コロナ対策がしてあります。寒いかなと思ってましたが、意外に温かくて疲れもあって熟睡できました。

山頂でご来光を拝むために2時半に起床。準備を整えて3時半に山小屋を出発。さすがに寒い。私は上に羽織るウインドブレーカーしか持ってきておらず、それだけでは足りないくらい。



外に出ると満天の星空。こんなにくっきりとした星々を見たのは何年振りでしょうか。
上の写真はiPhoneで撮ったもので、夜空に向けると「3秒固定」の表示が出ます。もちろん手持ちですがちゃんと見れる写真が撮れます。それを自宅のパソコンで加工してやると天の川も浮かび上がってきます。一眼レフだと三脚が無いと撮れないでしょうね。最近のスマホのカメラはほんとに凄い。





ヘッドランプを点けた登山者と背景の夜空。



夜明け前の山頂付近。

ご来光を期待して山頂まで登ったんですよ。そしたら・・・。





ガスだらけで何にも見えない。証拠写真だけ撮影。





仕方なく下山。







降りかけるとガスが晴れるという皮肉。



山小屋にもどっての朝飯。

そして下山。ここからはきれいな晴れ。



遠く槍ヶ岳を望む。



槍ヶ岳のクローズアップ。

そして、ライチョウ親子と遭遇。











ライチョウは初めてではありませんが、こんな晴天の下でしかもお花畑の中のライチョウに出会えるなんて! しかし、本当に逃げませんね。









再び太郎平に到着。



お昼までには時間があったので小屋から15分ほどで登れる太郎山に登頂。





かなり標高が下がったところで休憩していた時に現れたのがこれ。





オコジョ。オコジョも初めてではありませんが、前回もそして今回もまともに撮れなかったのが悔しい。風景しか撮らないはずとISOを100にしていたのがいけなかった。
ひょっとするとオコジョは登山者がいる時を狙って出てきた可能性もありますね。何か餌を得ているのかも知れません。

そして炎天下の中、下山。



標高が下がるほど蒸し暑さが戻ってきてうんざり。皆さんよく焼けてました。

9月初旬にまた別の山の予定があります。どうかその時は台風が来ないように。


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Posted at 2023/08/05 18:58:05

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この記事へのコメント

2023年8月6日 9:09
お疲れ様でした。
ご来光は残念でしたが、登りきった達成感はひとしおではないでしょうか。
しかし皆さん体力自慢ですね。
自身に置き換えてみると絶対無理です(汗)
山小屋の食事は案外普通のものが供されるんですね。
もっと高山植物的なおかずが出るものかと。
雷鳥、特急のネーミングでしか認識していませんでしたが、意外と落ち着いた雰囲気の鳥なんですね。
コメントへの返答
2023年8月6日 20:28
はい、疲れました。土日の登山でしたが、予め月曜は休暇を取ってあり、骨休めができました。

まあ、いきなりは無理だと思いますが、低山から徐々に登山に体を慣らして行けば高難易度の山でもないと思います。実際、今回もアルプスは初めてと言う女性も登ってましたよ。

山小屋の食事の材料もお土産品も全て下界からヘリで運んでますからね。下界の食事を貧相にしたものが供されます。

ライチョウの名前の由来は、天敵を避けるためカミナリが鳴るような時に活発に活動することから、「雷の鳥」になったとする説。 火難、雷難除けの信仰と結び付けられ、「雷の鳥」と呼ばれるようになったとする説があるんだそうです。
英語だと Thunder Bird ですね。
2023年8月7日 0:11
ライチョウや ああライチョウやライチョウや
何でわざわざ会いに行った私が会えなくて、登山のついでに見れましたみたいな…。
しかもこんなカワイイヒナと一緒に。
しかもしかも、オコジョまで! いいなぁ…
頑張って登ったご褒美なのかなぁ。
でも私は登れば会えると言われても登りません。登れません。残念!
こんなことが出来る成田さんは本当に健脚で羨ましいです。

珍しく大勢での登山だったんですね。
山小屋の食事にはとても興味がありますが、考えてみればそんないいものは出ませんよねぇ。
写真で見えて嬉しかったです。


コメントへの返答
2023年8月7日 21:47
決してついでではありませんよ。まあ、会えなくてもぼやいたりはしませんが。
登りの最中もすれ違う下りの人から、もう少し行くとライチョウがいますから頑張ってくださいと言われましたが、行けども行けども出会えませんでした。そりゃ生き物ですからね。いつまでも同じところにはいませんよね。
で、下りの最中に何の前触れもなく、突然にでした。よく曇天の方がライチョウの出現率が高いとか言われますが、こんな晴天で出会えるとはねぇ。運がよかった。
オコジョの写真は納得してません。9月の登山で会える可能性に懸けて、ISOは400か800にしておきます。

どの山にも70代位の登山者は一杯います。kumiさんなんてちょいと訓練すれば登れますよ。

そうですね。総勢20名は珍しいですね。まあ、登山にはベストシーズンですからね。

山小屋の食事はどこも豪勢なものは出ませんが、でも今回はちょっとなぁ・・・。

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