
ドイツ車以外の欧州車で気になっている車たちシリーズ②です。
今回は、ジャガーの2シーターモデル「Fタイプ」です。
Fタイプは、ジャガーを代表する名車「Eタイプ」の血統を受け継ぐモデルとして、今年のパリサロンで発表されました。
ボディサイズは、全長4470mm×全幅1923mm×全高1296mm(V8 Sは1,319mm)で、Fタイプがライバルとして挙げている991型・現行911
(全長4491mm×全幅1808×全高1299mm、WBは2450mm)よりも、全長で21mm短く、全幅で115mm広くなっています。ホイールベースは2622mmで、2650mmのR8スパイダーに比べ、28mm短くなっています。
Fタイプは、ボディや前後のダブルウィッシュボーン形式によるサスペンションなどのパーツを、アルミ製にすることにより、車重は1597kg(ベースモデル)という数値を実現したほか、他のジャガー車に対し、フロントサスペンションの取り付け位置で最大30%剛性が向上したということです。
搭載エンジンは、すべて直噴のスーパーチャージャー付きであり、ラインナップは3リッターV6を搭載した、340馬力のベースモデルと、380馬力を発生し、40馬力のパワーアップが図られた「S」、5リッターV8で495馬力のパワーを誇る「V8 S」の3種類です。
ギアボックスは全車共通で、ZF製の8速ATですが、ダイヤル式セレクターを採用している、現行のXF・XK・XJと違い、こちらは最近のBMW車風のガングリップ式になっています。
また、V6 SとV8 Sには電子制御による可変ダンパーや、スロットルを全開にするとエキゾースト・パイプのバルブが開いて快音を響かせる「アクティブ・エキゾースト」、速度が約96km/hに達すると、自動的にせり上がり120kgのダウンフォースを与える「アクティブ・リア・スポイラー」などの装備が搭載され、さらにグレードによってホイールやタイヤのサイズ、ブレーキ・ディスクの径なども異なるようです。
このFタイプは、先に発表されたコンバーチブルが、来年の5月からイギリス本国などで販売が開始され、待望のクーぺモデルやMT車のラインナップは、同じく来年の3月に開幕するジュネーブショーで発表される予定だそうです。
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Posted at
2012/12/04 19:41:26