ワルター・デ・シルバ氏、VWグループを退職へ…

現在、VWグループのデザイン部門のトップを務めているワルター・デ・シルバ氏が今月末で退職し、今後は同グループの相談役として助言を行うことになったそうです。

恐らくこれはディーゼルエンジンの排ガステストやCO2排出量の不正問題が起きたことに伴うリストラ策の一つだけでなく、年齢が御年64歳を迎えているため、「後進デザイナーに道を譲りたい」という思いから退職する決断をしたのかもしれませんね。

そんなデ・シルバ氏がデザインを手がけたモデルの代表作というと、アルファ・ロメオ時代では156や147、VWグループへの移籍後はアウディの先代TTやR8、VW・up！に先代ゴルフ（Ⅵ）などがありますが、どの車種もスタイリッシュなデザインが与えられているイメージが強いですよね。

私的に今回の宣言は「長い間お疲れ様」という労いの言葉を掛けたいくらいの気持ちでいっぱいですが、間もなくアナウンスされるはずの後継者にはダ・シルバ氏が築き上げてきたデザインのイメージを引き継いでほしいなぁと思っています。